NHK土曜ドラマ みかづき いよいよ明日1月26日(土)総合テレビよる9時からスタート!吾郎役の高橋一生さん、千明役の永作博美さんに期待!
おはようございます、今日さくらの開花予想がされましたね。今年は、例年よりもやや早めで、名古屋は3月25日ごろと聞いてわくわくしている未来義塾の守田です。
今日は、もう一つわくわくしていることが有ります。それは、そうです明日、2019年1月26日(土)から 総合テレビで 毎週土曜よる9時からスタートする森絵都さん原作の”みかづき”です。
主演は、吾郎役に高橋一生さん、千明役に永作博美さん。
あと個人的に好きな吾郎と千明の孫でやりたいことが見つからないまま、弁当屋でバイトしながら宅配先で塾に行けない子供達と出会い教育への情熱に目覚める上田一郎役の工藤阿須加さん。
そして、最後まで吾郎と千明を支える国分寺努役に名バイプレイヤーの六角精児さん。タマランね(笑)
((o(> <)o))うずうずっ
ドラマの原作は、2017年中央公論文芸賞、2017年本屋大賞2位の『みかづき』。
こちらの動画で分りやすく物語が紹介されています!(集英社文庫)スペシャルムービー
内容紹介
【祝】2017年本屋大賞第2位!!
【祝】王様のブランチ ブックアワード2016大賞受賞!!「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」
昭和36年。人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。
胸を打つ確かな感動。著者5年ぶり、渾身の大長編。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。
女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、
塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い――。阿川佐和子氏「唸る。目を閉じる。そういえば、あの時代の日本人は、本当に一途だった」
北上次郎氏「圧倒された。この小説にはすべてがある」(「青春と読書」2016年9月号より)
中江有里氏「月の光に浮かび上がる理想と現実。真の教育を巡る人間模様に魅せられた」驚嘆&絶賛の声、続々! 昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編。
Amazonより引用
[amazonjs asin=”4087458067″ locale=”JP” title=”みかづき (集英社文庫)”]
出版されて、すぐに読み出し、残りの50ページは、揺れる電車の中で読んでいましたが、途中、不覚にも涙が溢れて、慌てて電車の天井を見つめ、涙がこぼれないように必死にごまかしていました。
ページをめくる手を止めれず終着駅に到着。そのまま改札口に向かわず、降りたホームのベンチに腰掛け読了しました。
読み終えた後のすがすがしい読了感に浸りたくて私は、ベンチからしばらく立てずにいました。
昭和から平成にかけて大島家三代の教育に人生を懸けた大河小説。昭和39年生まれの自分にとって、いずれの年代も体験し、共感できるところがいくつもありました。
また、私自身が教育業界で30年近く身を置いて、偏差値制度、ゆとり教育、そして2020年の大学入試制度改革、時代によって政府の方針は変化し、塾も大きく変わっていく姿を見てきました。
その中で大島家の1人1人も大きく揺れ動き、翻弄され、それでも教育に対する奮闘、そして情熱。自分と重なる場面、場面に心が強く震えました。
(/ヘ ̄、)感動!
現役塾長が選ぶ本中の名セリフ、名言!
「正義や美徳は時代の波にさらわれ、ほかの何ものかに置きかえられたとしても、知力は誰にも奪えない。そうじゃありませんか。
十分な知識さえ授けておけば、いつかまた物騒な時代が訪れたときにも、何が義であり何が不義なのか、子どもたちは自分の頭で判断することができる。」
「大島さん。私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです。
太陽の光を十分に吸収できない子どもたちを、暗がりの中で静かに照らす月。
今はまだ儚げな三日月にすぎないけれど、かならず、満ちていきますわ」
「教師の役目って、私、その気になればいくらでものびていく子どもたちの火つけ役になることだと思うんです。つまりはマッチですね。
頭こすって、こすって、最後は自分が燃えつきて灰になったとしても、縁あって出会った子たちの中に意義ある炎を残すことができたなら、それはすばらしく価値のある人生じゃないかって。」
「どんな子であれ、親がすべきは一つよ。
人生は生きる価値があるってことを、自分の人生をもって教えるだけ」
何事もやらずに後悔するよりは、やって後悔するほうがいいぞ。
我々の最終目標は、子どもたちに自主学習の姿勢を身につけさせることだ。
決まった時間に机にむかい、自分で決めた課題にとりくむ。
それができるようになった子、つまり自立心を手に入れた子は、その後、何があっても容易には崩れない。
逆に、丸暗記のような知識のつめこみ方をした子は、大学に入ったあたりでぽきっと折れてしまうことがままある」
私は、主人公吾郎先生の言葉が好きです。
「彼にとってはその日そのとき、目の前にいる生徒がすべてである。
自分がさしだせる精一杯を一人一人にさしだす。」
塾講師歴30年近くなる私が、14年前に大手進学塾から独立し、未来義塾を立ち上げた時の想いと重なります。そして、その想いは今も変わりません。
30年間、年を重ねるごとに子供達と接してきて、この学習塾という仕事は本当に難しいものだと感じ、だからこそやりがいを感じています。
先生がどんなに頑張って教えても生徒自身が頑張って勉強しなければ、生徒や預けて頂いている御父母の皆様が望む結果は得られません。
私達の頑張りと生徒の結果が比例するとは限らないのが学習塾だからです。
勉強は、「今日は、疲れたから勉強したくない」と自分の都合で行っている限り、目標としている順位も、苦手教科の克服もできるようにはなりません。
ですから、未来義塾ではただ教えるということだけにと留まらず「生徒の行動を変える」ということに主眼を置いて日々生徒達と接しています。
つまり、生徒を不自由にして育てることが塾として非常に重要なことなのです。
だから難しい。そして、誰でも簡単にできる仕事ではありません。
主人公吾郎のように、今日この時、目の前の子供達に自分がさしだせる精一杯を一人一人にさしだす覚悟がなければ、生徒との信頼関係を作り成績を向上させることは難しいのです。
でも、そんな生徒が目標を見いだし、自分を変え、机に向かい、鉛筆を走らせ成績が上がった瞬間、志望校に合格したその瞬間、言葉に出来ない達成感と喜びがあるのもこの仕事の醍醐味です。
いよいよ明日から、ドラマ”みかずき”が始まりますね。私は、いまから凄く楽しみにしています。正直、原作を読んだときから、いつか映像化されないかと期待していました。
5話で完結するこのドラマ。内容が濃いだけにどのように展開するのか?今から興味津々です。30年間この塾業界で仕事をしてきた私にとって本当にリアルなんです。
早く、明日にならないかねぇー!
それでは、今日はこの辺で失礼します。
守田 智司
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