令和5年度愛知県公立高校 新しい入試制度について①(現中2生から)
おはようございます、子供達のやる気を引き出し、彼らと未来を共に歩む未来義塾の守田です。
愛知県公立高校では、令和5年4月に入学する(現中2生)生徒が受験する入試から、新しい制度になることは今年の3月に大まかな発表がありましたが、先日詳細が発表されました。
その詳細を見て、正直驚きました。
もうびっくりです。
大きな大きな変更です。
3月に発表された概要では・・・・3つのポイント
一般選抜の学力検査の回数が2回から1回になります。※ 2校に出願できることは、これまでどおりです。
推薦選抜はこれまでよりも早い時期に実施します。※ 推薦選抜の具体的な実施時期は、今後検討して決定します。
一般選抜で面接を実施するかどうかは、高校ごとに決定します。※ 高校ごとの面接の有無は、事前に公表します。
大きくこの3つのポイントが変更だと発表されていましたが・・・
先日の愛知県公立高校入学者選抜方法協議会議では、かなり具体的で大きな変更点が発表されました。
大きな変更点/一般選抜における校内順位の決定方式について
(1) 調査書の評定得点と学力検査合計得点による「A」「B」の区分は行わない。
(2) 調査書の評定得点と学力検査合計得点の比率は、現行のⅠ、Ⅱ、Ⅲの3通りの方式に、新たに評定得点を2倍する方式及び学力検査合計得点を2倍する方式を加えて5通りとし、各高等学校があらかじめ選択する。
Ⅰ | (通知表90点)+(当日点110点)=200点満点 |
Ⅱ | [(通知表90点)×1.5]+(当日点110点)=245点満点 |
Ⅲ | (通知表90点)+ [(当日点110点)×1.5]=255点満点 |
Ⅳ | [(通知表90点)×2.0]+(当日点110点)=290点満点 (新導入) |
Ⅴ | (通知表90点)+ [(当日点110点)×2.0]=310点満点 (新導入) |
新たに2つの方式を加えたことで、内申に特化した校内順位を選択した高校と実力に特化した校内順位を選択した高校では、全く合格基準が異なります。
それによって高校も大きく二極化していくことになると思います。
今回の校内順位の決定方式は、より細分化され、各高校の特色がより生かせる方向に振りきった感がありますよね。
内申点も、当日点も大切なんですが、高校によってこの比率が全然違う。
学力差もどんどん拡がっていく中で、自分が進学したい高校はどのタイプの高校なのか?
この点は注意していかないといけませんね。
今日は、ここまで。
明日は、もう一つの大きな変更点「特色選抜」についてお伝えします。
詳細はこちらをどうぞ。
守田 智司
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