県内TOP校の「特色選抜」について解説してみた!刈谷高校「特色選抜」プレゼンテーション編❷

 

昨日の岡崎高校に続き、今日は刈谷高校の「特色選抜」について解説したいと思います。

 

 

調べてみて感じたことは、岡崎高校とはまた違った基準と選抜の仕方を取り入れているという点です。

 

 

例えば、出願資格。

 

岡崎高校では、

 

人文・社会・自然科学のうちいずれか、又は複数の学問分野にわたり優れた能力と顕著な実績を有する者。

 

と記載されていますが・・・

 

 

刈谷高校は、更に具体的に

 

ア 中学校時代に自然科学分野の研究に関する校外のコンクール等において、グループの受賞の原動力となった者、または、個人で受賞した者(※1)
(※1)主催者、研究内容等の受賞内容を志望理由書及び調査書に必ず記載すること。

 

イ 実用英語技能検定2級以上の合格者(又は CEFR B1 レベル相当以上の資格やスコアを取得している者)(※2)
(※2)実用英語技能検定の合格級(又は CEFR B1 レベル相当以上の資格やスコア)及び合格(又は取得)年月日を志望理由書及び調査書に必ず記載すること。

 

 

 

 

刈谷高校の「特色選抜」実施要項

出願資格だけを見ると・・・

 

かなり刈谷高校の方が具体的に記載されているでしょう。

 

例えば、校外のコンクール受賞者とか、英検2級以上の合格取得者とか!

 

中学生で高校卒業レベルの2級取得者ってなかなかのハードルの高さだと思います。

 

 

試験日と発表日

試験日:令和5年2月6日(月)

※志願者数によってはプレゼンテーションを2月7日(火)に実施する場合がある。

発表日令和5年2月8日(水)14時→ウェブページ及び掲示により合格者を発表し、中学校長を通じて本人に伝えられる。

 

MORITA先生
MORITA先生
岡崎高校でも書きましたが、やはり昨年より1ヵ月早く実施される推薦入試。発表も2月8日とこれだけでも、受験する価値があると思います。

 

 

定員

特色選抜の定員は、令和5年度募集人員の発表後に公表する。

なお、令和4年度募集人員に基づいて算定した場合は、10人程度までとなる。

MORITA先生
MORITA先生
岡崎高校が5名、刈谷が10名とここも定員の数の差が出ているようです。

 

 

特色選抜において本校普通科が求める生徒像

(1) 中学校の自然科学分野での学習実績や英語能力を踏まえ本校で学ぶ目的が明確である生徒

(2) 本校のスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)事業をもとにした特色ある教育活動に取り組む意欲を有し、基礎学力の重要性を理解し、将来のグローバルサイエンスリーダーとしての探究心、自律心、論理的思考力・表現力を備えている生徒

 

 

出願に必要なものは以下の4つ

(1)「特色選抜入学願書」

(2)「調査書」

(3)「志望理由書」

(4)「プレゼンテーションの発表資料」

令和5年2月1日(水)及び同年2月2日(木)までに提出

MORITA先生
MORITA先生
岡崎高校と同じ4つ。気になるのは、この4つの中では、やはりプレゼンテーションの発表資料でしょうか?

 

 

プレゼンテーションの発表資料について

持ち込みを認める発表資料

(1)A4版(片面印刷)2枚まで
なお、4部印刷して出願日に持参すること。

 

(2)発表時間
15分(発表5分程度、質疑応答10分程度)

(3)発表の方法
発表資料を活用すること。

 

MORITA先生
MORITA先生
発表のレジメは、A4用紙2枚までなので、この点は岡崎高校とは違いは無し。岡崎高校では書画カメラを使うことなど、具体的な手段が記載されていましたが、刈谷高校にはそういった記載は無し。
発表5分間、質疑応答10分は、両校とも同じですね。
MORITA先生
MORITA先生

 

 

発表テーマ

「あなたは、ある小学校から中学校の理科の学習内容を題材として、小学6年生が科学に興味をもつようなサイエンスショーやワークショップを行ってほしいと依頼されました。あなたはどのようなサイエンスショーやワークショップを行いますか、説明してください。」

 

 

MORITA先生
MORITA先生
テーマについては、岡崎高校は自分でテーマを選ぶことに対して、刈谷高校は既にテーマが決まっている点が大きく違いますね。
岡崎高校→人文・社会・自然科学のうちいずれかの事象や課題、又は複数の学問分野にわたる事象や課題について自ら設定したもの
MORITA先生
MORITA先生
MORITA先生
MORITA先生
刈谷高校は、もう既にお題が決まっている点が、両校の校風を表しているなぁーと思います。

 

以上、刈谷高校の「特色選抜」について、私なりに考察してみました。

 

この記事が受験生諸君そして、保護者の皆さんの何かのお役に立てれればと思います。

 

では、今日はこの辺で・・・

 

 

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。