NHKプロフェッショナル 仕事の流儀 「笑いの鬼は、笑えない〜お笑い養成所講師・本多正識〜」
「個別指導」「小集団指導」そして、「オンライン授業」の良さを取り入れ、子供達のセルフエスティームを高め、やる気を引き出し、生徒の未来を共に築く未来義塾です。
こんにちは、未来義塾の守田です。
最近欠かさず見ている番組がNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」です。
その中では、吉本総合芸能学院NSCでお笑い養成所講師している本多正識さんについて取り上げている回が非常に共感し、学ぶところが多くありました。
本多さんについては、番組を見るまでは全く知りませんでした。
ナインティナインや南海キャンディーズ山里亮太、かまいたちなど、お笑い界を席巻する人気芸人を育て、漫才作家として2千本以上の漫才台本を書き、62歳の今も教壇に立っているという「伝説の講師」
番組の途中、本多さんの言葉に同じ講師をしているものとして共感するところがありました。
私が共感した本多さんの言葉を備忘録としてこのブログに残しておくと
育てられないんですよ 育ってきよるんですよ
育てられないんですよ
育ってきよるんですよ
育てるなんておこがましいことできないんです
みんなそれぞれで
それぞれが頑張ってやってるから
大前提として「人が人を育てる」という発想がおこがましいんだと思います。
強要して他人に何かを学ばせることはできないものです。
本人に学ぶ気がなければ、どんなに口を酸っぱくして言ってもなんら成長しないものです。
結局本人のやる気が大切。
やる気さえあれば、どのようなことでも学べるし成長もできます。
だから、講師の役目はたった2つ
一つは、環境を整えてあげること
もう一つは、刺激を与えることです。
まさに教育とは個性や能力を引き出すことと言われていますが、講師の役目は育てることではなく、引き出すことだと思います。
講師の醍醐味
あんな下手行ったあんな何もわかってへんかった子が
こんなになりましたっていうのを知ってんのって
たぶん講師しかいないと思うんで
それは楽しみでしかないです
授業で、生徒達が自分で考えてきたネタを見せる場面の中である生徒が、途中でネタを忘れてしまいます。
しかしそこから辞めずに何とか最後までやりきる場面があります。
本多さんは「途中であきらめず、最後までやりきりました。今日は、それだけで十分です」とその生徒にアドバイスをします。
上手くいかなくても、途中で忘れてしまっても最後まであきらめずにやり切ったそのことを褒め、その生徒の成長を見守る姿勢が印象的でした。
昨年度、受験生全員が第1志望の高校に合格しましたが、彼らを見ていて、私が育てたという感覚が全く無く、彼ら自身が自ら成長し、自分の力で合格していったんだと思います。
私がしたことは、コロナ禍でも”育っていく環境を作っていく”ただその1つに集中し、こだわっていきました。
改めて本多さんの言葉に触れて”育っていく環境を作っていく”ということに尽力していきたいと思いました。
守田 智司
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