平坦な道は、歩きやすいかもしれないけど・・・・
nothing ventured nothing gainedの意味は、
「思い切ってやってみなければ、何も得られない」もしくは、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」のことわざが適切だと思います。
自分の今までの生き方を振りかえってみて、40代で、それまで勤めていた会社を退社し、ゼロからたった1人で塾を立ち上げた自分の生き方は、まさにventureな生き方だったと思います。
ベンチャーな生き方が正解か、不正解なんて解りませんが、でも、思うんです、幸せなんてものは、他人から「お前幸せだよな」と言われて感じるものではないし、ましてや痛みや悲しみは、他人が代わってくれるものありません。
平坦な道は、歩きやすいかもしれない。平坦な道は、ゴミひとつもないきれいな道かもしれない。でも、ゴミもないけど、その代わり石ころも何も落ちていない道なんです。
石ころがなければつまずいたりしない。平坦だから、上るのにいっぱい汗をかくような急な上り坂も、転びそうになる下り坂もありません。
でも、それじゃ面白くないんです。石ころがあって転んだ時が大切で、転んで起き上がるときに人は何かを得ることができる。いっぱい汗をかいて、ハーハー言いながら歩くから、自分の歩いたところが道になるんだと思います。
人が身体を張って、圧倒的な努力をし、七転八倒しながら、大きなリスクを背負って、何かを成し遂げようとして、初めて何かを得ることができ、そこに成長が伴うのだと思います。
大変なんだけど、どこか清々しい。しんどいんだけど、「俺は、今日も生きている」という、生を感じる生き方が、nothing ventured nothing gainedではないでしょうか。
生徒達にも、受験を通して、挑戦する者であって欲しいと思います。
無謀な行動はして欲しくありませんが、なりたい自分、行きたい志望校があるのなら、失敗を恐れず、果敢に挑戦し、合格を手にしてほしいものです。そうすれば、合格以上の物をこの15の春に彼らは手にすることができるハズだから・・・・・
今日は、この辺で失礼致します。
守田 智司
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