2023 高校進学説明会の資料を一部公開➀ 令和5年愛知県公立高校入試での定員割れから2023年の入試を振り返る
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今回、4月22日(土)に実施予定の高校進学説明会
その説明会で使用する資料を一部このブログで公開していきます。
少しでも、受験生を持つ保護者のお役に立てれればと思います。
まずは、2023年の受験を振り返る1つめのポイントは、令和5年3月9日に発表された公立高校の二次募集状況です。
愛知県を含む全国の公立高校において、定員割れが深刻化.
上記の表からも分かる通り、
2018年は783人でしたが、2022年はなんと2718人とこの5年間で急増化しています。
2023年の公立高校入試では、
特色選抜の導入、学力検査のマークシートへの変更、入試制度そのものが大きく変更。
それによって二次募集の人数は、どうなったかというと若干減少の2,320人。
やはり2,000人を超えているのは多いですよね。
愛知県の場合、中学校卒業見込者数に対して、
私立高校への進学希望者数が増加しており、
公立高校離れが進んでいることが分かっています。
また、2021年度入試においては、愛知県の公立高校の約50.9%が定員割れを起こしており、
過去5年間で倍増しています。
全国的にも、公立高校の定員割れが約43%(2019年)となり、
少子化だけでなく複数の要因が影響していることが指摘されています。
三河学区の主な高校の定員割れ
公立高校の受検者数を見ると、実は、2年連続で増えています。
でも、定員割れの人数が2,000人以上と大きく減少していないのは、
人気のある高校と人気の無い高校の二極化が進んでいるからだと思います。
上記の三河学区の定員割れしている高校を見てみると・・・
偏差値が40以下の普通科や工科高校、
そして生活文化科や生活デザイン科などが定員割れしているのがわかります。
こういった専門学科の高校の窓口を拡げるための特色選抜など
高校や学科の特色を生かした新しい選抜方法を導入したにも関わらず、
進学希望者が少なかったのが残念でした。
定員割れの大きな要因は2つ
1つは、間違いなく少子化
愛知県教育委員会が2021年に発表したこちらの資料によると
2022年の中3生の人数と比べ、2035年になると約13,000人も減ることが予想されています。
一学年400人の高校でも、13,000÷400人=32.5校
多いですよね。
それからもう1つは、
私立高校の授業料実質無償化が導入されたことが挙げられます。
年収目安590万円未満の世帯は、
私立高校の平均授業料分の支援金を受けることができるようになりました。
愛知県では、県独自の支援金の拡充制度があり、
年収目安720万円未満の世帯までが対象になります。
この流れにより、私立高校の人気が高まったということです。
今日のブログでは、高校進学説明会で使用する資料を公開しました。
まだまだ、配布資料は、このブログで公開していこうと思っています。
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守田 智司
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