生きたモダン建築として評価された蒲郡市民体育館!只今耐震・長寿命化工事中!
「個別指導」「小集団指導」そして、「オンライン授業」の良さを取り入れ、子供達のセルフエスティームを高め、やる気を引き出し、生徒の未来を共に築く未来義塾です。
おはようございます、未来義塾の守田です。
今日は、塾のことではなく我が町の蒲郡市民体育館について少しお話したいと思います。
毎朝ウォーキングをしているですが、月に1回程度蒲郡市民体育館の近くを歩きます。
その時、現在進行している耐震・長寿命化工事が今どうなっているか?
気になってよく立ち止まつて工事の様子を見ています。
まぁ、単純に建造物が好きなんですけどね!
やっぱり子供のころから慣れ親しんできた体育館がどのように生まれ変わるのか?
いち市民としてやっぱり気になるじゃありませんか。
実は、塾でも公民の授業「地方自治」で、中3生達と「明日の蒲郡を考える」をテーマにして、現在の蒲郡市が抱える問題点について話し合うアクティブラーニングをしたことがあります。
この授業は、メチャクチャ盛り上がりました。
もともとこの体育館は、屋外空間的な市民の運動環境という設計者のコンセプトに基づき石本建築事務所(鶴田日夫)が設計し、1968年、昭和43年に完成。
私は当時4歳。
子供ながらに、今まで見たこともない建造物を見上げ、ワクワクしたのを覚えています。
写真は、1973年、私が小学生の時、体育館の正面玄関に上がる階段でタイガーマスク、ライオン丸、月光仮面と記念写真。
この写真を見るだけでワクワクしますね。
懐かしい!(笑)
弧をえがく屋根、空にむかって伸びる支柱。
斜めに大きく張り出した14本の柱が、中央部の湾曲した鉄骨屋根を持ち上げている。
なんとも豪快な形じゃないですか。
でも、そんな蒲郡市体育館も完成から52年の月日が流れ、老朽化が進んでいます。
2014年の市の調査で耐震性不足が分かり、一度は新築移転することを打ち出されましたが、市議会の反対に遭い断念したんですよね。
個人的には、存続されることが決定して嬉しいですね。
現在、全国的に戦後建築に生きた建造物として、その価値を見出し、それを都市のアイデンティティとして位置づけ、観光資源として活用する動きが活発化しているそうです。
実は、昨年の7月に近代建築の記録や保存に取り組む国際的な学術組織「DOCOMOMO」の日本支部が、蒲郡市体育館を「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」として選定されたそうです。
選定理由として、「技術的な面でも希少性があり、後世に伝えられるべき事例」とのこと!
こうしてみると蒲郡市体育館は、歴史的な価値があり、新たな観光資源にもなりえると思います。
単純に「ビルド&クラッシュすればいい。」は正しいか?
単純に「ビルド&クラッシュすればいい」
そういった、ただ古いものは、汚い危ないという先入観だけで、壊せばいいというのではなく、 古いものの良さ、美しさを再認識し、再利用するかという考え方も必要だと思います。
もちろんこれから起こる天災や災害に十分備えていかなければなりません。
安全で,災害に強い街や人々の住む場所をつくるという観点で「建築の見かた・面白がりかた」を提案できたら、面白いと思うんです。
そして、SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の11番目の目標である「住み続けられるまちづくり」に関係することにもなってくると思います。
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
うちの塾では、今後、子供達とSDGsを取り上げていっしょに考えるアクティブラーニングをしたいと思っています。
できれば、その時には専門家のゲストも呼びたいですね。
現在、施設の継続利用な屋根や屋上、外壁などに加え冷暖房の空調設置、フローリング、トイレの改修、バリアフリー化などが行われてるそうです。
また、駐車場については、センターテニスコートと第二弓道場が解体され、平面で183台の駐車スペースを拡充するようです。
工事終了が令和3年8月31日予定。
今後どのように変わっていくのか?
楽しみです。
(PS)是非、上空から蒲郡市体育館の様子を見てみたいですね。ドローン飛ばして!
守田 智司
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