旅の締めくくりに、神様からの贈り物!「6ヶ国語を操るグラブ運転手が語るマレーシア」
マレーシア滞在の最終日、
まさか神様がこんな贈り物を用意してくれていたとは!
空港へ向かう途中、グラブの待ち合わせ場所を間違えてしまい、
ちょっと焦った私。
運転手さんには軽く注意されましたが、
乗り込んでみれば、
そこには驚きの展開が待っていました。
彼はなんと、中国系マレーシア人で、流れるような英語を話し、6ヶ国語を自由に操る多彩な運転手でした。
そのプロフェッショナルな切り替えの早さに、
こちらが恐縮しているのも束の間、
彼の口から次々と面白い話が飛び出してきました。
なんでも、以前はマレーシア空軍でエンジニアをしていたとのこと!
リタイア後、「ただのんびりしているのは退屈だから」と第二の人生としてグラブの運転手を始めたんだそうです。
なんともアグレッシブな生き方に、思わず胸が躍りました。
「人生は一度きりだから、まだまだエンジン全開で仕事を楽しみたいんだよ!」
と笑顔で語るその姿には、年齢を感じさせないパワーが溢れていました。
彼の冒険話はまさにワールドツアー。
中国、シンガポール、カンボジア、ベトナム、日本、そしてヨーロッパの各国を巡り、
異文化に飛び込んでいくそのエネルギーには圧倒されるばかり。
しかも6つの言語を操るという多才ぶり!
「多国籍なマレーシアでは、いろんな国の人と話せるのが一番の楽しみさ」
と語る彼は、本当に楽しそうに微笑んでいました。
そして、彼が誇らしげに話すのはドイツにいる息子さんのこと。
息子さんは自動車エンジニアとして活躍中で、
「彼は本当に優秀なんだ」と目を輝かせて語る姿に、こちらまで嬉しくなりました。
1日15時間も働くことがあると言いながら、
それを苦にするどころか
「いやぁ、毎日が新しい学びだよ!」と笑う彼の姿には、
エネルギッシュな生き様がにじみ出ていました。
ホテルから空港までの1時間は、
まるでライブ授業を受けているかのような濃密な時間でした。
彼が語るリアルなマレーシアの話、
経済の動向、地元の人々の暮らしまで、
ガイドブックでは決して知り得ないディープな情報が次々と飛び出してきました。
「これだけの話を聞けるなら、もう1時間延長してでも聞きたい!」
と思うほど、彼の語りには引き込まれました。
マレーシア滞在の最後の最後に、
まるで神様が用意してくれたかのような出会いに感謝の気持ちが溢れました。
異国の地での言葉の力、
そして英語という共通言語が生み出すコミュニケーションの魔法。
それを改めて実感した瞬間でした。
やっぱり、異なる国や文化とつながるためには、
「話すこと」と「聞くこと」が鍵なんだと痛感。
そして、言葉が新しい世界の扉を開けてくれるのだと、今回の旅で深く感じました。
グラブ(Grab)について
守田 智司
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