もう一度さだまさし➀
プロフィールにも書いているが、
私が一番好きなシンガーソングライターは、
さだまさしさん。
初めて、さださんの歌を聞いたのは、
中2年生の14歳。
1978年リリースの「私花集」
当時の出来事、
友達とのやりとり、
思いを寄せていた同級生の女の子のこと、
担任の岩瀬先生が、HRの時間に「無縁坂」をアカペラで歌ってくれたこと
たくさんの思い出がフラッシュバックする。
14歳の私は、劣等感の塊だった。
1,500m走をすれば、100人中70位ぐらい。
テスト順位は200人中100位ぐらい。
運動も勉強も人並以下、
いつも誰かと自分を比較していて、
容姿や成績、体力、性格、人間関係、全てが冴えない中学生。
自分の人生なのに、他人が主人公だと思っていた私は、
自分の人生が好きになれず、
何事に対しても「どうせダメだから」と本気になれなかった。
そんな時、さだまさしさんの「主人公」に出会った。
友人から借りた「私花集」のレコードにドキドキしながら針を落とし、
B面の最後の曲『主人公』がスピーカーから聞こえてきた。
「私の人生の中では、私が主人公だと」
自分が主人公なんだと気付かせてくれた瞬間であり、
他人の言葉ばかりが気になっていた14歳の少年が、
人と比較する生き方にピリオドを置いた瞬間でした。
その時から、私は、変わり始めました。
人は、人。
私は、私。
与えれらた自分の人生を主人公として、
何事も全力で打ち込むようになった。
多分、今もそれは変わりません。
今では、多くの中学生を教えて、
あの頃の自分と重なる子供達に出会うことがあります。
そんな時は、
「人生は1度きりのドラマ」
「そして、君も、その長編ドラマの主人公だよ。」
と彼らの背中をそっと叩いてやります。
そして、さださん、ありがとう!
あなたは、僕の一番好きな歌人です。
守田 智司
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