「声を出して読めない単語は、書けないよ!」動詞の語形変化の授業で伝えたかったこと!
先日からスタートした、中3秋期講習会。
秋からは、単元別&テーマ別に愛知県公立高校入試を読み解き、最新の入試傾向に即した対策を行います。
例えば、前回だと英語の長文読解で出題される、語形変化の適語補充問題を取り扱いました。
次の英文の( )にあてはまる最も適当な語を、下の5つの単語の中から1つ選んで正しい形にかえて書きなさい。
解答は、making
make plans = 「計画を立てる」。( )の直前にareがあるので現在進行形(be動詞+~ing)の文で、「計画を立てている」とする。
でぇ、この解答を導き出すのに2つのことを事前にクリヤーしておかなければならない。
そこで講習会では、これらの説明を授業でした後、動詞の語形変化表を生徒達に渡し、
いっしょに何回か音読した後、次回の講習会でチェックテストをすることを伝えている。
しかし、ここで問題が・・・
この不規則動詞変化表には、73個の動詞が記載されている。
原形―過去形ー過去分詞の3つを覚えてくるわけだが
73個×3つの語形変化=219個!
英語が苦手な生徒は、暗記するのに苦戦をする。
ともすると、覚えるのに、英語嫌いもあいまって、全然覚えてこない生徒もいる。
読めない単語は、書けない!
英単語が覚えられないという生徒は、そもそも英単語が読めない!
pencilを「ピー、イー、エヌ、シー、アイ、エル」と綴りで覚えることはしない。
pencilは「ペンシル」とまず読めるようにします。
だいたい、読めないから意味もわからない。
読めないから書けない生徒がほとんどです。
読めないのに、1つの単語を、10回、20回、100回書くなんてまるで、それでは僧侶の写経であり、修行になってしまいます。
修行だと、そりゃ嫌になりますよね。
前回の講習会でも生徒達には、教えてのですが・・・
発音できるようになると共通の「ルール」が分かってくるようになります。
いわゆる英語のつづりと発音に関連があることを
例えば・・・
catch caught caught
teach taught taught
buy bought bought
think thought thought
bring brought brought
共通するaught / ought の部分が「オート」[awt]と発音することに気付くようになります。
このように読める単語が増えてくると、綴りと発音のルールに気づけるようになると覚える単語も増えていきます。
読めるようになるには、黙読ではダメ!音読が大切!
英単語を覚える時に、声を出して読んで、手を使い書いて、意味を覚える。
人は、指先と口にかなりの脳のキャパを使っているそうです。
この二つを使わないと、脳の発達が遅れるわけです。
声を出して読む、そして手を使って書くことの重要性は、この辺にあります。
黙読では、脳が動かない。
じゃ、塾でも音読をやればいいじゃないの!ということになりますが・・・
もちろん、数回程度は授業中に練習はできますが、やはり限界があります。
ここは、家でしっかり音読練習することが英単語を覚える近道となります。
でも、家で音読を毎日練習してこようと伝えてもなかなかできない生徒が多い。
また、本当に家で音読練習しているか?
確認する術も無かったのですが、ここでLINEの出番!
また、LINEで音読チェックについては、このブログで詳しくお伝えできれば。
守田 智司
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