良きことはカタツムリのようにゆっくり進む
おはようございます。
只今、AM7:50 朝の散歩を終え、塾の掃除とゴミ出しを終えました。
今朝は、昨夜からの雨が止み、朝日が力強く差し込むと濡れた路面がキラキラ輝き出す。
しっとり静まり返った道を1人で歩くのはなんとも心地よいものです。
なんだかいつもと違う朝景が現れて、この時季ならではの爽やかさと美しさを感じました。
濡れた路面でカタツムリを見つけました。
ゆっくり、ゆっくり、全く慌てず、マイペースで進んでいるカタツムリ。
カタツムリの速度はどれくらいか知っていますか?
0.048 km/h
椎名誠さんが書かれていましたが、これは1秒間に2ミリも進めないスピード。
2ミリですよ。
100メートル完走するのに2時間4分かかるそうです。
100メートル走の世界記録はウサイン・ボルトの9秒58。
人間の世界記録と比較してはいけないかもしれませんが、どれだけ遅いのか。
しばらく足を止め、そのゆっくりした歩みを眺めることにしました。
ガンジーの言葉で・・・
「良きことはカタツムリのようにゆっくり進む」
「インド独立の父」 マハトマ・ガンジー
子供達を教えていて日々感じていることは、彼らが成長するには、多くの時間が必要だということ。
成績を上げる、学力を伸ばす。
簡単なことではありません。
そのためには、彼らの意識を変えること。
勉強する習慣を身に着けさせること。
だから時間がかかる。
私教える立場の者として、ある程度スピード感を持っ子供たちの成長を促そうと働きかけます。
特に、受験生となれば、入試という期日があります。
それに間に合わせなければなりません。
でも、時に子供達はカタツムリだったりします。
焦るあまり、相手のことを考えず無理強いしていけません。
相手のことを考えず、自分よがりなってしまうと結果的に良い結果を得ることはできません。
「遅い」ことは個性なんだ
「早い」ことも個性だし、
「遅い」ことも個性だと思います。
「早い」ことは良いことで、「遅い」ことは悪いことなのでしょうか?
歩みは遅くても、長い年月をかければ、それだけ遠くまでたどりつくことができる。
そう考えれば、「遅い」ことで人よりも忍耐力が身に付き、まだ見ぬ景色を見ることができるようになる。
これまた成長と呼ぶことができるわけです。
大切なことは、物事の捉え方ひとつで、結果が変わってくるということ。
物差しを横軸で考えて人と比較して優劣を計るんじゃなくて、
縦軸つまり、他人と比較したら「遅く」ても過去の自分と比較したら「成長している」と感じたら・・・
自己肯定感は上がります。
私の塾にはいろんな子達が通塾してきてくれます。
「早い」も個性、「遅い」も個性。
そんなことを、今朝じっとカタツムリの歩みを眺めていた思いました。
新しい1週間が始まりました。
いっしょに頑張りましょう!
受験生諸君、今日も自習室でまっています。
守田 智司
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