令和6年度 愛知県公立高校学力検査得点の平均点発表!『マークシート方式の導入以前のラインに戻った平均点!』

 

各教科の満点は、22点です。
「受検者」は全ての選抜の受検者、「合格者」は一般選抜の合格者です。
令和5年度入学者選抜から、一般選抜で2校に志願した場合でも学力検査は1回としました。

 

今年の入試の結果が公表されました!愛知県教育委員会から、令和6年度の入学者選抜(全日制課程)学力検査の平均点が発表されました。

 

今年は、マークシート形式の試験が行われ、これで2回目。昨年度と比べて、英語と社会の平均点が上がり、一方で国語・数学・理科の平均点は低下しています。

 

特に国語は、例年に比べ難化。令和5年度と比較すると、3.6点ダウンと過去最低の平均点。

 

また、数学も令和5年度と比較すると、3.0点弱ダウンしているが、これは令和5年度平均点が15.2と例年に比べ高かったため、印象としては難化したというよりも、マークシート前の難易度に戻ったといった感じですね。

 

逆に英語は過去最高の平均点で易化しましたね。

 

 

三点問題が登場、難化した国語!過去最低の平均点の理由は?

 

国語の試験は、現代文と古典の二つの範疇から成り立っています。

 

現代文の場合、説明的文章(論説)と文学的文章(小説)が主に出題され、古典では漢文が出題されました。

 

例年通り、大問の構成は大きく変わっておらず、大設問4題、小設問18問という形式でしたが、今年の試験では、点数配分に一部の変更がありました。具体的には、1点問題が15問出題され、2点問題が2問(従来の4問から減少)、そして初めて3点問題が1問出題されました

 

また、難易度の観点から見ると、新たに登場した問題や変更された問題の難易度が高かったことが挙げられます。特に、生徒6人の意見交換の会話文を並べ替える問題や、大問三の(1)の心情を5つの選択肢の中から3つ選択する問題で、これまでの試験にはなかった形式の問題が出題され、その難易度が高かったようです。これらの問題では、文章の分量が多く、読解力や論理的思考がより求められました。そのため、生徒たちにとっては点数の取りにくい問題となりました。

 

以上のように、配点の変更や新たな問題形式の導入により、全体として試験の難易度が上昇したと言えます。今後の国語の入試に関しては、高度な読解力や論理的思考能力が求めらると思います。

 

 

 

マークシート方式の導入以前のラインに戻った平均点!

易化傾向の反動!

令和2年度の平均合計点は60点以下でした。それが令和3年度と令和4年度には、平均合計点が3~4点上昇し、62点前後まで上昇しました。これは、新型コロナウイルスの流行により、学校の休校や学習環境の変化が生じ、これが学力検査の結果にも影響を与えた可能性が考えられます。

 

そして、昨年の入試制度改革によるマークシート方式の導入により、令和5年度の平均合計点は66点と急激に上昇しました。これは、マークシート方式の導入により、受験者が解答を記述する必要がなくなり、解答の精度や採点の客観性が向上したことが影響していると思います。この変化により、これまで一貫して難化していた入試難易度の流れが一気に逆転した形となりました。

 

しかし、令和6年度では平均合計点が62点に戻る形となりました。これは、マークシート方式の導入以前の平均点ラインに戻ったということであり、易化傾向の反動だと思います。

 

 

 

 

『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで!

 

塾の先生として、教育者として35年間変わらず子供達に伝えてきた想いがあります。できるだけ多くの子供達に、この『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで!というメッセージを届けたくて、今回映像クリエイターに撮影を依頼して、MV(メッセージビデオ)を作成しました。

 

お母さん、お父さん。保護者の皆さん!是非、お子さんと一緒にこのMVを見て頂ければと思います。そして、見て頂いた後に、お子さんと一緒に「なぜ、勉強するのか?」お子さんの未来を変える、可能性を拡げるための「学び」の本質について、話をする機会を持って頂ければと思います。

 

(PS)MV開始、30秒あたりから音声が小さくて聞き取りずらくなります。外での撮影で声が上手く録音できませんでした。聞き取りずらい場合は、少しボリュームを上げて視聴下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。