創立15周年 未来義塾
「個別指導」「小集団指導」そして、「オンライン授業」の良さを取り入れ、子供達のセルフエスティームを高め、やる気を引き出し、生徒の未来を共に築く未来義塾です。
おはようございます、未来義塾の守田です。
今日で、未来義塾を2005年6月2日に立ち上げ15周年を迎えました。
振り返るとあっという間の15年でした。
今でも当時のことは鮮明に覚えています。
塾業界で新規開校といえば、3月スタートが常識で、この機を逃すとその年の教室の運営に、厳しく影響してきます。
では、なぜ圧倒的な不利な6月に塾を開校したのか?
それは、当時教えていた塾の生徒達を受験直前まで指導したかったこと。
そして、お世話になった会社に対して道義的にも、3月の年度末までキチンと務めたかったからです。
私は、「義理」「人情」「礼儀」を大切にする男でありたいと常々思っています。
自分が、まっすぐ生きていくには、人を裏切ったり、ごまかしたりしていてはダメです。
それでは、相手と対等に話すことも長く付き合っていくこともできません。
サラリーマンを辞め、この業界で1人で生きていくと決めた時点で、後ろめたい気持ちで、起業する気にはどうしてもなれませんでした。
そんな想いで未来義塾をスタートさせたので、準備に3ヶ月間かかり、3月の新年度募集を逃してまった訳です。
だからさすがに初年度の生徒募集はかなり厳しい状況でした。
会社を退社して「0」からの起業準備です。
それも1人。
まぁ、言葉にできないほどの努力をしました。
朝から晩まで、次から次へと現れる難題。
当時40歳。妻と産まれたばかりの娘。
もう後がない。
家族を路頭に迷わせかねないプレッシャーとサラリーマン時代には全く味わったことがなかったひりひりする緊張感を毎日抱きながら眠れぬ毎日を過ごしました。
「起業」なんてカッコイイものではなかったですね。
でも、あの時の経験があるから、今「「新型コロナなんかに負けない」と思えます。
今朝、塾の玄関に足を一歩踏み入れ、窓を開け当時2人だけの生徒から始まった教室を見廻しました。
我が子の誕生したあの日と重なりマス。
教室に立ちしばらく目を閉じ、頭を垂れる。
瞼の裏に浮かぶのは、今まで本当に支えてくれた家族と、そして多くの卒業していった未来義塾生達。
素直に浮かぶ思いは感謝の想いばかりです。
開校当時、仕事で夜中の12時に疲れて帰って、娘のあどけない寝顔を見る度に「俺、がんばろう!」とどれだけ奮い立たされたことでしょう。
この15年間で、卒業していった未来義塾の卒業生達、そして現在通塾してくれている塾生諸君!
そして、こんな小さな塾にも関わらず、塾を信頼し、大切な我が子を預けて下さったご父母の皆様
「本当にありがとうございます。」
人間は「不安」と「不満」の繰り返しだと言います。
15年前にこの塾を立ち上げた時も、15年経った今も、私自身「不安」と「不安」を抱き続けています。
全く、満足などしていません。
私は、「眠らないウサギ」でありたいと思います。イソップ寓話のウサギとカメではありませんが、ウサギは昼寝をしなければ、負けなかったわけです。
15年経ったから、胡坐をかけるほど偉くなったわけでもありません。
だからこれからも、ひたすら走り続けるのです。
たかが15年。
これかも、皆様の期待を裏切ることのない、成長し続ける学び舎でありたいと思います。
よろしくお願い致します。
守田 智司
最新記事 by 守田 智司 (全て見る)
- 「今日、未来義塾の看板を外しました。」未来義塾を卒業し、新たな学びの場へ - 2024年12月3日
- 人口減少の時代に求められる教育『30年後の2056年に日本の人口が1億人を下回る』というニュースを聞いて - 2024年12月2日
- 学びとは、自分の中にたくさんの引き出しを作り、そこに必要な時に取り出せる知恵をしまい込むことだ。 - 2024年12月1日
- 旅の締めくくりに、神様からの贈り物!「6ヶ国語を操るグラブ運転手が語るマレーシア」 - 2024年12月1日
- つまずきは挑戦の証 - 2024年11月30日