アイデアを育てる3ステップ:言語化・映像化・実証化

 

最近、新しい塾の構想を進めながら、次々とアイデアが浮かんでくる。

 

だけど、そのアイデアをどう実現し、形にしていくか──

 

そこが今の自分にとっての最大の課題だ。

 

アイデアがどんなに素晴らしくても、頭の中だけでぼんやりと考えているだけでは一歩も前に進めない。

 

だからこそ、まず意識しているのが言語化視覚化そして実証化のプロセスだ。

 

ステップ➀言語化

 

 

まず最初にやるべきは、アイデアを言葉にしてみること。

 

言語化することで頭の中が整理され、理論的に組み立てることができる

 

考えを言葉に変換することで、自分が何を目指しているのか、どの方向に進むべきかがはっきり見えてくる。

 

例えば、ピーター・ドラッカーは「まず言語化せよ」と説いている。

 

彼の言葉を借りれば、「考えを言葉にすることで、初めて他者と共有できるようになる」ということだ。

 

だから、保護者や生徒にアイデアを伝えるためにも、まず言語化が必要不可欠だと感じている。

 

ここで役立っているのが、自分が書いているブログだ。

 

アイデアをブログにアップすることで、自然と言葉にして表現する必要が出てくる。

 

このプロセスが、私にとっての言語化の練習になっているんだ。

 

ブログを書くことで、自分の考えがよりクリアになり、整理される。

 

そして、単に自分のためだけでなく、周囲の方々にアイデアや思いを周知する場としても、ブログは非常に有効だと感じている。

 

 

ステップ➁視覚化

 

次に視覚化だ。

 

言葉にしたアイデアを映像としてイメージすることが大事だと考えている。

 

言葉だけでは抽象的になりがちだが、視覚化することでより具体的な未来の姿が浮かび上がってくる。

 

これは、建築家が設計図を描く作業に似ているかもしれない。

 

頭の中で描いたビジョンを形にすることで、初めて気づくことがあるのだ。

 

自分の場合、映像やビデオを作ることが好きだから、この手法が自分にとっては一番しっくりくる。

 

他者に伝える際にも、映像という手段がもっとも効果的だと感じている。

 

この視覚化のプロセスについては、レオナルド・ダ・ヴィンチがアイデアをスケッチして視覚化し、新たな洞察を得ていた話が参考になる。

 

彼のノートには、言葉と図が組み合わされ、複雑な概念が具体的に表現されているという。

 

まさに、自分が映像化する手法に通じるものがあると感じている。

 

ただ、ここまでは全体の1〜2割程度の作業に過ぎない。

 

アイデアが形になったからといって、それでゴールではない。

 

本当の勝負はその先にある。

 

つまり、実証化してからが本番

 

新しいアイデアを実際に行動に移してみると、最初から思い通りにいくことはほとんどない。

 

失敗することばかり、想定外の結果が出ることもある

 

それでも、ここであきらめるのではなく、どう修正していくかが鍵だと思う。

 

ここからが本当の8割の作業

 

つまり、実際に動かしてみて失敗して、そのたびにブラッシュアップして修正するプロセスが続く。

 

初期段階でどんなに素晴らしいアイデアを持っていても、それを磨き続けなければ本当の意味での完成には至らない。

 

要するに、言語化や視覚化は確かに大切な第一歩ではあるけれど、それは全体の一部に過ぎない。

 

実際に行動して、トライ&エラーを繰り返しながら修正し続ける──このプロセスこそが、最終的にアイデアを完成させるための本当の挑戦だと思う。

 

だからこそ、今の自分にとっての最大の課題は、行動を続けながら修正を重ねる、その粘り強さなんじゃないかと感じている。

 

最初の2割のアイデア出しにとどまらず、残りの8割をどう埋めていくか。

 

それが、これからの塾作りにおいて本当に重要なことだと思っている。

 

 

ステップ➂実証化

 

 

最後に必要なのは実証化。

 

アイデアを行動に移し、トライ&エラーを繰り返す

 

うまくいかなければ、なぜ失敗したのかを考え、成功したならその要因を分析する。

 

このプロセスが、アイデアを現実のものにしていく鍵になる。

 

エドワーズ・デミングのPDCA(Plan-Do-Check-Act サイクル)が基本。

 

仮説を立てて試し、その結果から学び、再度改善するという流れだ。このサイクルこそが、成功の鍵だと思う。

 

こうして、言語化、視覚化、そして実証化というサイクルを繰り返すことで、新たなアイデアを形にしていく。

 

このプロセスがとても面白い。

 

これからも、このサイクルを通じて、新しい塾の形を作り上げていきたいと思っている。

 

 

ポイント

  • 言語化は曖昧なアイデアを整理するためのステップ。
  • 映像化は他人が共感できる形をつくるプロセス。
  • 実証化は現実に即した価値を見極める行動。

どんな小さな種でも、この3ステップを経ることで、強い根を張るアイデアに成長します。

 

 

 

 

 

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『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで!

塾の先生として、教育者として35年間変わらず子供達に伝えてきた想いがあります。できるだけ多くの子供達に、この『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで!というメッセージを届けたくて、今回映像クリエイターに撮影を依頼して、MV(メッセージビデオ)を作成しました。

 

お母さん、お父さん。保護者の皆さん!是非、お子さんと一緒にこのMVを見て頂ければと思います。そして、見て頂いた後に、お子さんと一緒に「なぜ、勉強するのか?」お子さんの未来を変える、可能性を拡げるための「学び」の本質について、話をする機会を持って頂ければと思います。

 

(PS)MV開始、30秒あたりから音声が小さくて聞き取りずらくなります。外での撮影で声が上手く録音できませんでした。聞き取りずらい場合は、少しボリュームを上げて視聴下さい。

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。