カリカリカリ、とスピードのある鉛筆音だけが自習室に響いていました。桜咲く『大阪公立大学』 合格おめでとう!
大阪公立大学現代システム科学域合格おめでとう!
高3になって毎日自習室に来て勉強するようになったAさん。
平日は、学校が終わった通学の帰り道に自習室に寄って勉強し、
土曜日、日曜日、祝日は、
午前中から勉強を始めて、昼食のために家に帰って、
午後からも自習室に来て、
自習室を退出していくのは、毎回夜の9時。
志望校を合格した受験生達が、共通して口にする
「人生で一番勉強したのは、高3生の時でした」
彼女の毎日自習室で勉強している姿とこの言葉が重なります。
今でも鮮明に覚えている景色があります。
Aさんが自習室で勉強していて、今でも鮮明に覚えている景色があります。
それは、年末12月31日。
年末29日から塾も休みになり、
誰1人もいない静かな自習室にぽっんと1人で受験勉強に打ち込むAさん。
今にも雪が降り出しそうな寒い日に、
寒さも忘れて、ひたすらに
カリカリカリ、とスピードのある鉛筆音だけが自習室に響いていました。
その光景は、1月1日も
そして次の日も、
その次の日も
「志望校に合格したいという」
気持ちを焼き付けるかのように続きました。
「合格」したいという想いを天秤にのせた時
「志望校に合格したい」という目標を天秤の片方の皿にのせた時に、
もうひとつの皿に「勉強する」という努力をのせなければなりません。
そして、そこで重要になるのは、努力の量であり、努力の質だと思います。
量も質も1gでも足りなければ、天秤は決して釣り合うことがありません。
釣り合わないければ、「合格」は手に入らないのが当然です。
彼女は、そのことをよく理解していました。
ぽつん、ぽつんと小さな水滴が落ち、受け皿の竹筒を満たしていく。
「ししおどし」
その地味で、小さな1滴を積み重ねていくことで、
溜まった水の重みで筒が反転して水が流れ、
ついにはパカーンと石を打って反転する。
努力は、この水滴に似ています。
小さな1滴を毎日続けることで、ささやかながらもその蓄積に手ごたえを感じ、
年末だろうが、正月だろうが、
決まった時間に机にむかい、自分で決めた課題にとりくむ。
それを自立心といいます。
この自立心を手に入れたAさんは、その後、何があっても容易には崩れない。
そう思えました。
そして、昨日、手にした志望校合格の吉報。
Aさん、本当に志望校合格おめでとう!
守田 智司
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