クローズアップ現代『安いニッポンから海外出稼ぎへ~稼げる国を目指す若者たち~』を見て

 

 

2月1日(水)に放送された、NHKクローズアップ現代は、なかなかショッキングだった。

 

 

安定した職をも捨てて、若者たちが続々と海外に出稼ぎに向かう!オーストラリアの農場で働く男性は1日6時間の作業で月収50万円。介護施設で働く女性はアルバイトを掛け持ちして9か月で270万円貯金、念願の大学院進学の準備が整いました。背景には経済成長と同時に賃金を上昇させる先進国のトレンドに日本だけが取り残される現実が。さらに外国人労働者から見た日本の魅力も低下。安いニッポンで今、何が?専門家と共に考えました。

 

 

海外の日本人出稼ぎ労働者について番組で特集が組まれていたんですが、

 

オーストラリアのブルーベリー農園で、

 

ブルーカラーになって1日6時間の作業で月収50万円だとか・・・

 

日本での平均月収が25万円の介護職。

 

他には、オーストラリアで介護職の仕事をしている20代の女性は、

 

1週間で2,488ドル、日本円にして約22万4,000円。

 

ちなみに、日本での介護職の平均月収は25万円程度なので、

 

日本の3倍以上というわけだ。

 

 

 

こなってくると、日本で働くことに関して

 

今の若者は、労働と賃金が割にあっていないということにいち早く気づいてしまったのだろう。

 

そして、その現実に気づかず、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』と

 

まだそんな幻想を抱いているのが、

 

私のような50代の世代ではないだろうかと思わされた。

 

海外の物価の高さだったㇼ、

 

東南アジアの経済成長のすさまじさだったりを理解していない

 

井の中の蛙状態なのが私の中で続いている。

 

世界各国が経済成長に伴って賃金が上昇している中で、

 

日本は過去30年間、実質賃金の伸び率が0.1%。

 

これは、およそ四半世紀にわたり日本の賃金は、横ばいということだ。

 

そして、日本の賃金が低いままで、

 

そんな日本に見切りをつけた若者が高賃金を求めて海外に出稼ぎに行けば、

 

ただでさえ少子化で国内の労働力不足に拍車をかけ、

 

日本は人材不足、

 

人手不足が進むことになる。

 

 

 

 

 

 

この現象は、日本の若者に限らず、

 

日本の賃金が伸び悩んでいることから、

 

外国人労働者の国外流出が懸念される状況となってきている。

 

そんな中、番組内でも紹介していた、各国の人材獲得戦略。

 

このコロナ禍にあった3年間、外国人労働者が母国に帰国したため、

 

世界中で労働者不足に悩まされている中、

 

例えば、移民者を積極的に受け入れようとしているオーストラリアであれば、

 

1次産業従事している者であれば、滞在期間を1年→3年に延ばし、

 

医療・福祉・サービス業に従事している者は、滞在期間1年延長している。

 

国策で、労働者をいかに確保するのか?

 

 

 

 

こういった変化の中、以前使われていたグローバル化の意味合いが変わって来たと思う。

 

少子高齢化、人口減少化社会の中で、日本経済は、

 

海外に成長のフロンティアを求めざるを得ない状況にある。

 

しかしながら、国際社会で競争力を養い、

 

グローバルな場で実力を発揮できるインターナショナルな人材の確保、

 

育成を求められているにもかかわらず、

 

新型コロナウイルス感染症の拡大によって海外留学が大幅に制限され、

 

日本人留学生数は大きく減少し、

 

それに伴い大学の国際関係学部に進学する生徒は減少しているのが現状だ。

 

私自身、もっとアンテナを立てて、

 

今のグローバル化とは何か?を学び、

 

生徒達やその保護者の方々に発信し、

 

この変化している社会で逞しく子供達が生きていく力を養えるように

 

その術を教えていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。