織りなす
おはようございます、未来義塾の守田です。昨日、7人目の講師として島本君が塾に来てくれました。
以前もこのブログで紹介しましたが、彼は未来義塾の卒塾生で、現在、愛知教育大学の3年生。塾としては、初めての男性講師となります。
この塾を開校して12年間、私1人で全ての生徒指導をしてきました。開校当時から、1人で指導できる人数しか募集しないと決め、1日も休まず授業を続けてきました。
ある意味、頑なに1人で指導してきた私が、不思議なものです、”新しい講師に来てもらおう!”と思い立ち,昨年の6月からアルバイト講師を募集し始めました。
なぜ、そう思ったのか?今振り返ってみると・・・・
12年間1人で指導してきて、どこかで限界を感じ、1人で職人気質っぽく坦々と授業と生徒に向かい合ってさえいれば、それがベストなんだと思い込んでいたのかもしれません。
自分自身のやってきたことに、立ち止まり、振り返り、問いかけてみる。
そんな時に出会った言葉が、あるアフリカの諺・・・・
If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.
早く行きたいな一人で行け。遠くへ行きたいなら、みんなで行け。
「生徒達に対して、御父母に対して、地域に対して、本当に良い塾とはなんだろうか?」
その問いにもう一度向き合うことで、未来義塾のセカンドステージが始まると思いました。
「早く行きたいわけではない。」
「開校当時、掲げた理想の塾の道のりは、まだまだ長い。」
良い物を作る、理想に近づけるには、長い年月がかかります。そう思う中で、「遠くへ行きたいなら、みんなで行け。」このアフリカの諺が頭の中で降り注いできたのです。
本当に一瞬でした。「あっ、やろう。アルバイトの先生の力を借りて、1人じゃない。2人で、そして3人で、この塾をスタートし直そう!」と決意しました。
織りなす
20181003 05:40 竹島 空
織りなす
糸を織り上げて、美しく立派な織物を作る。
比喩的に、複数の細かい要素を組み合わせることによって優れた全体像を成すさまを表現する際に用いることも多い。
美しい織物は、糸を経 (たて) 糸と緯 (よこ) 糸にして織り上げてできてます。そして、さまざまな糸の種類や太さ,織り方の密度などを組み合わせて完成します。
塾を織物に例えてみるとよく分ります。
糸は一つだけだとただ細長いだけのものです。でも、その糸を集め、織り上げることで布にもなります。 そして、その織り上がった布は、様々なところで役に立っている。
講師達の力は、まさに多種多様な糸であり、それを織りなすことで一つの素晴らしい作品ができあがる。この1年間講師達と歩んできて実感しています。
20181003 06:00 竹島 日の出
また、”織りなす”という言葉は、”織り直す”という意味もあるんじゃないかと思いました。
彼らの若い力を借りることができれば、今までの単色の織物を鮮やかな更に洗練された織物を作り変えることができると思っています。
昨年6月に2人でスタートしたアルバイト講師も、これで7人。初めての男性講師。
卒塾生の彼らと織りなす新たな未来義塾。それを考えただけでもワクワクしています。
そして、そのワクワクは生徒達にも伝播します!
(PS)今日のBGMは、中島みゆきさんの「糸」!この楽曲は、1998年2月に35枚目のシングルとしてリリース。
守田 智司
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