2023年12月12日 / 最終更新日時 : 2023年12月12日守田智司大学入試について

少子化対策『子３人以上で大学無償化』所得制限なし

今日のブログでは、子どもを３人以上扶養する多子世帯について、2025年度から大学授業料などの支援を手厚くする「無償化措置」について解説したいと思います。

政府は11日、「こども未来戦略」案を発表。この案では、3人以上の子どもを育てる多子世帯の経済的な負担を減らすため、2025年度から大学の授業料などを無償化する方針が新たに示されました。

また、低所得のひとり親世帯向けの児童扶養手当も増額されることが決まっています。これらの対策に伴う財源は、年3兆6千億円程度と見込まれています。

大学の授業料が無償になる！

多くの家庭が負担を感じている中、特に子どもが3人以上の家庭に対して、大学の授業料と入学金が2025年度から無償になります。これには所得制限がなく、公立大学は年54万円、私立大学は年70万円が上限となります。

	国公立	私立
大学	54万	70万
短大	39万	62万

例えば、3人のうち2人が大学に在籍している場合、2人とも無償化の対象になります。

ただ、このうち1人でも扶養から外れると全員対象ではなくなります。

そうすると兄弟で年の差があると、全員対象で無くなる場合も考えられますね。例えば、長男と次男が5歳も年齢が離れていると長男が大学卒業して就職し、扶養から外れ、次男が大学入学する頃には対象から外れるというわけです。

また、2025年度から実施されるので、現在高校二年生が入学する年から実施される予定です。

2024年度の現高3生は、対象から外れるので、子どもを３人以上扶養する多子世帯で、現在高3生がいる場合、わざと浪人して1年待つなんて考える家庭も現れるかもしれませんね。

私立大学は全額免除届かない

しかし、この措置が私立大学の学生には十分に適用されない可能性があり、「効果は限定的」と専門家から指摘されています。

国公立大は年54万円の免状を想定。

国公立大ならほぼ全て手当てされるが、私大授業料は年平均90万円以上のため、70万円の免除では、自己負担が残るケースが少なくない。

新制度の設計には、3人兄弟で一番上の子が就職して扶養から外れる場合、残る2人だけが支援対象であることや、所得制限はないが、留年すれば打ち切るなどの条件が含まれている。

対象になる子育て世帯は約1割にとどまるとみられ、その点からも奨学金に詳しい専門家は、少子化対策の焦点を多子世帯ではなく、1人目の出産しにくさや貧困家庭への支援に置くべきだと指摘している。

「異次元の少子化」案に賛否いろいろ

将来、3人以上の子供を育てる家庭では、大学のお金がかからなくなります。これにより、親たちが授業料などの負担から解放され、子供たちが夢を追いやすくなります。

今回の制度が家庭の経済的な不安を減らしてくれることで、子供たちの未来に対する親の心配が減ります。これが将来的な少子化対策の一環として期待されています。

という肯定的な意見の反面・・・・

奨学金を返済しながら、さらに下の子供たちのために増税に耐えなければならないのは大変です。これが将来的に家庭の負担を増やすことになり、不安が残ります。

3人以上の子供を育てていない家庭が、多子世帯の大学授業料を税金で負担し、自分たちの子供は奨学金を借りて大学に通わせるのは公平ではないか？との指摘があります。

大学が無料になったとしても、それだけで子供を産む気にはならないとの声があり、大学だけではなく、結婚しやすいだとか、子供が生まれやすい環境、育てやすい環境などの視点も重要で、そいった観点での少子化対策が必要ではないか？といった意見もあります。

如何でしたか？

皆さんの参考になれば！

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豊田高専(1名）
刈谷北高校(3名）
豊橋東高校（2名）
国府高校（3名）

『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで！

塾の先生として、教育者として35年間変わらず子供達に伝えてきた想いがあります。できるだけ多くの子供達に、この『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで！というメッセージを届けたくて、今回映像クリエイターに撮影を依頼して、MV（メッセージビデオ）を作成しました。

お母さん、お父さん。保護者の皆さん！是非、お子さんと一緒にこのMVを見て頂ければと思います。そして、見て頂いた後に、お子さんと一緒に「なぜ、勉強するのか？」お子さんの未来を変える、可能性を拡げるための「学び」の本質について、話をする機会を持って頂ければと思います。

（PS)MV開始、30秒あたりから音声が小さくて聞き取りずらくなります。外での撮影で声が上手く録音できませんでした。聞き取りずらい場合は、少しボリュームを上げて視聴下さい。

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守田智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾／未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破！大学中は、バックパック１つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて｢大工｣を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き！作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。