過去5年間!愛知県公立高校定員割れ状況(1)

 

「個別指導」と「小集団指導」の両方の良さを取り入れ、子供達のセルフエスティームを高め、やる気を引き出し、生徒の未来を共に築く未来義塾の守田です。

 

先日3月25日付けの中日新聞に愛知県公立高校入試の全日制二次選抜の最終志望状況について掲載されていましたね。

 

今日のブログでは、公立高校の二次選抜つまり二次募集が行われる高校「定員割れ」について過去5年間のデータをとりまとめてみて、そこから分かることを簡単に考察したいと思います。

 

 

 

愛知県全体の過去5年間の定員割れの校舎数と募集人数推移

年度校舎数学科数二次募集人数
平成28年度32校39学科420人
平成29年度36校44学科550人
平成30年度37校45学科789人
平成31年度46校58学科1,064人
令和2年度67校67学科1,560人

 

 

過去5年間の二次募集の人数を見ると、

 

420人⇒1,560人

 

この5年間で1,120人が増えている計算となります。

 

特に、この1年間で約500人と急激に募集人数が増えているのには正直驚きました。

 

しかし、愛知県の公立高校だけが急激に定員割れの状況が進んでいるわけでは無く、日本全体でこの現象は起きています。

 

 

定員割れが増えている理由は、全国で拡がる少子化問題!

 

2019年全国の公立高校のうち、全体の43%余りにあたるおよそ1400校の学科で「定員割れ」が起きていました。

 

47都道府県のうち、18の道と県では、半数以上の高校で「定員割れ」となる事態となっています。

 

高知県では、県内34校のうち31校と全体の91%が定員を満たしていなかったそうです。

 

詳しくは、こちらのNHKの記事を参照下さい。

 

 

この30年間で全国の中学の卒業生はおよそ半数まで激減していることからも、高校の数は減らず、人口だけが減れば当然「定員割れ」も起きてくるわけです。

 

 

私が中学生だった30年前は、1学年520人いました!

 

ちょうど30年前、私が中学の1年生の時、当時通っていた蒲郡中学校の1学年は、全部で13クラスありました。

 

1クラス40人いたので、40人×13クラス=520人がいたことなります。

 

では、現在の蒲郡中学の1学年の人数は、160人程度。近隣の中部中の1学年の人数が110人程度。

 

中部中110人+蒲郡中160人で合計270人考えると、やはり30年間でこの蒲郡でも中学生の数は半数に激減したことが分かります。

 

 

勿論、少子化だけではなく私立高校人気というのも公立高校の定員割れの理由の1つだと思います。

 

セルモ日進西小学校前教室 塾長の西尾先生が今回の公立高校「定員割れ」の理由についてブログで紹介しています。凄く参考になると思います。

 

 

次回は、三河学区の定員割れしている公立高校について紹介したいと思います。

 

それでは、失礼します。

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。