あなたの高校選び、決め手は偏差値?それとも…?

 

 

高校選びは、誰もが悩む大きな決断です。

 

学力や学校の雰囲気だけでなく、実際の生活にどれだけ影響するかを考えると、偏差値だけでは語れない重要な要素がたくさんあります。

 

中でも「通学時間」は意外と見落とされがちですが、実は高校生活に大きな影響を与えるものです。

 

今日は、そんな高校選びの決め手について、最新の調査データをもとに考えてみましょう。

 


 

 

高校選びにおいて、多くの高校生が 偏差値 や 通学手段・通学時間 を重視していることが、最近の調査でも明らかになっています。

 

最新のアンケート結果によると、 29.5% の高校生が偏差値を最も重要視し、次いで 18.5% が通学手段や距離を考慮しているという結果が出ています。

 

今日は高校選びについて少し話したいと思います。

 

特に、通学時間がどれほど大切かという点についてです。

 

高校選びにはさまざまな要素があると思いますが、その中でも通学手段と通学時間についてしっかり考えることは、高校生活をより快適に過ごすための重要なポイントです。

 

 

1. 通学時間の平均

 

最新のデータによると、高校生の片道の通学時間の全国平均は43分から58分とされています。愛知県でも通学時間は平均して片道42分ほどと言われています。

 

例えば、千葉県では片道112分、東京都では97.5分という結果が出ていて、地域によってかなりの差があることがわかります。

 

特に地方では、公共交通機関の本数が少ないため、通学時間が都市部と比べて長くなりがちです。

 

このように、通学時間がどれほど負担になるか、実際のデータからも明らかです。

 

 

 

2. 年間および3年間の通学時間の累積

 

通学時間が長いと、それがどれほど大きな負担になるかを数字で見るとわかりやすいです。

 

例えば、片道30分の場合、1年間で約200時間、3年間で約600時間になります。

 

一方で、片道60分の場合、年間約400時間、3年間で約1,200時間にもなります。

 

これを日数に換算すると、片道60分の通学は3年間で約50日間も費やすことになります。

 

この数字を見ると、通学時間が長いことが高校生活全体に与える影響がどれほど大きいかが分かると思います。

 

片道通学時間(分)年間通学時間(時間)3年間の通学時間(時間)
30200600
604001,200
906001,800

 

 

 

 

3. 健康面や精神面への影響

通学時間が長いと、健康面や精神面にも影響が出ることがあります。

 

例えば、通学時間が1時間以上の場合、疲労感やストレスが増加し、学校生活全体に悪影響を及ぼす可能性があるというデータがあります。

 

また、長時間の通学によって学習時間の確保が難しくなり、成績が低下しやすくなるとも言われています。

 

このような具体的なデータを見て、通学時間の重要性をもう一度考えてみてください。

 

 

4. 私自身の体験記

 

私自身も高校時代、愛知県蒲郡から碧南まで1時間かけて電車通学をしていました。

 

JR蒲郡駅からJR刈谷駅まで行き、そこで名鉄線に乗り換えて碧南まで向かっていましたが、片道約50分程度かかっていた記憶があります。

 

特に電車の乗り継ぎは便が良くなかったため、名鉄の待ち時間を入れるとやはり1時間以上かかっていたように思います。

 

朝は6時前に起きて準備をしていましたが、特に冬は寒さが厳しく、布団から出るのが辛かったです。

 

それでも遅刻しないためには早起きするしかなく、いつもギリギリのスケジュールで朝ご飯を急いで食べて家を飛び出していました。

 

テスト期間中は、通学電車の中で教科書や参考書を手にして勉強することもありましたが、やはり集中しにくく、効率はあまり良くなかったです。

 

学校が終わると、帰りの電車も待ち時間が長く、夕方のラッシュアワーに巻き込まれることがよくありました。

 

学校行事がある日は特に遅くなり、帰宅が夜の7時や8時を過ぎることもしばしばでした。

 

 

 

 

部活に入れなかったことが悔しかった反面、通学だけでもかなりの体力を使うことがわかっていたので、自分の体力と時間を考えての決断だったと思います。

 

また、今でも笑い話ですが、刈谷駅で寝過ごして大府まで行ったり、帰りに蒲郡で降りるはずが寝過ごして豊橋まで行ってしまったりということも何度もありました。

 

特に試験期間中は疲れが溜まっていて、電車の揺れが心地よくつい眠ってしまうことが多かったです。

 

そのたびに慌てて逆方向の電車に乗り換えて帰宅した思い出があります。

 

こうした自分自身の体験を振り返ると、通学時間の長さがどれほど高校生活に影響を与えるかが実感できます。

 

みなさんも高校選びの際には、通学時間がどのような影響を与えるかを十分に考慮してほしいと思います。

 

こうした自分自身の体験を振り返ると、通学時間の長さがどれほど高校生活に影響を与えるかが実感できます

 

みなさんも高校選びの際には、通学時間がどのような影響を与えるかを十分に考慮してほしいと思います。

 


 

まとめ

高校選びは人生の中でもとても大きな決断です。その中で、通学時間は毎日のことだからこそ、特にしっかりと考える必要があります。実際に使う交通手段で高校までの通学時間を体験してみたり、何度か行ってみることをおすすめします。

 

3年間続けることを考えると、無理のない範囲で自分に合った通学時間を選ぶことが、高校生活を充実させるためのカギになると思います。

 

 


 

あとがき

2021年に「高校の選び方 〜3年間通うのですから通学時間と交通手段をとても重要〜」という記事を書きましたが、今回の記事はその内容をより良くするためにリニューアルしたものです。

 

最近のアンケート結果や具体的な実例を加え、以前よりも説得力のある形で届けたいと思い、書き直しました。高校選びに関する考え方が少しでも皆さんの役に立てば幸いです。

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。