「国公立大学の狭き門を突破するには?」イメージは、100人中10人だけが手にする合格席
国公立大学受験は、厳しい競争を強いられる「狭き門」です。
例えば、「100人が集まった会場にわずか10席しか用意されていない状況」を思い浮かべてみてください。
この少ない席を勝ち取るには、ただ知識を詰め込むだけではなく、試験本番で冷静に実力を発揮する力が求められます。
全国トップクラスの学生たちが競い合う中で、他の受験生よりも高い学力と粘り強さ、そして計画的な準備が必要です。
2023年度の進学率データから見る進学の難しさ
2023年度の高校卒業生の進学先の内訳を見ても、国公立大学への進学がいかに狭き門であるかがわかります:
- 私立大学:45.5%
- 国立大学:9.0%
- 公立大学:3.2%
- 専門学校:16.2%
- その他(就職など):26.1%
国公立大学への進学率は全体の12.2%、つまり約1割にとどまります。ここに進む学生たちは全国でも学力上位層に位置し、知識の深さと高い得点力が求められるのです。
国公立大学受験の難易度が高い理由
偏差値の高さ
国公立大学、とくに上位校では偏差値が非常に高く、東京大学や京都大学では偏差値70以上が必要です。偏差値60以上の大学も多く、合格するのは簡単ではありません。
試験科目数の多さ
国公立大学受験では、共通テストで5〜7教科を受け、さらに学部ごとの二次試験も課されます。私立大学の一般入試より負担が大きく、幅広い知識が求められます。
競争倍率の高さ
国公立大学の人気校では競争倍率が5倍以上になることもあり、100人中20人しか合格できない狭き門です。競争を勝ち抜くためには、他者を上回る成績と計画的な準備が必要です。
合格最低点の高さ
特に上位校では共通テストで8割以上、二次試験でも高得点が必要です。基礎力に加えて応用力や判断力も問われ、日々の勉強で備えることが求められます。
国公立大学への挑戦:登山に例える自己管理と粘り強さ
国公立大学を目指す道のりは、まさに「険しい山を登る登山」に例えることができます。
この道を歩むには、小学校や中学校の頃から「自分で自分を律し、説得しながら進んでいける」ことが求められます。
進学校の高校に合格することはあくまでスタートに過ぎず、そこから先に待っているのが本当の試練です。
進んでいくほど道は険しくなり、周囲に同じ道を歩む人も減っていきます。
登山の初めは、平坦な道を仲間と共に進むことができますが、標高が上がるに連れて、険しい岩場や急な坂道が現れ、登り続けるのが難しくなる人が増えていきます。
そして、最終的に頂上にたどり着けるのは、自己管理能力と体力、精神力を備えたごくわずかな熟練者だけです。
国公立大学への進学も同様に、全体の1割ほどしかたどり着けない「狭き門」であり、そのためには、ただ勉強するだけでなく「自分で自分を調整し、修理する力」が必要です。
自分のペースを管理し、時には疲れた心や体をリセットし、目標に向かって歩み続ける力が、この厳しい道のりを支えてくれます。
まとめ:目標を見据え、自己管理力と粘り強さを育てる
私の塾でも、これまで国公立大学に合格していった生徒たちは、中学校の頃から自分を律し、目標に向かって計画的に勉強を積み重ねてきた子たちでした。
高校に進学してからも、日々の勉強をコツコツと続け、自分を奮い立たせ、計画を立てて進んでいく姿勢を持ち続けていました。
このような「自己管理能力」や「粘り強さ」を持つことが、国公立大学を目指すための基盤となります。
中学3年生の今からでも、日々の小さな目標に対して自分を奮い立たせ、計画を立てて進む経験を積むことで、将来の大学受験において大きな力となるでしょう。
国公立大学を目指す道は険しい山登りのような挑戦ですが、その頂に立つためには、早い段階から自分を律する力を養っておくことが鍵となります。
最後に・・・
このブログ記事は、文部科学省の学校基本調査や高等学校卒業者の進路状況の資料に基づき、私の個人的な視点でまとめたものです。正確性に欠ける部分もあるかもしれませんので、進学率や合格難易度についてはあくまで参考程度にご覧ください。特に国公立大学の難易度については私立大学の難関校も踏まえた私見ですので、その点をご了承いただければと思います。
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お母さん、お父さん。保護者の皆さん!是非、お子さんと一緒にこのMVを見て頂ければと思います。そして、見て頂いた後に、お子さんと一緒に「なぜ、勉強するのか?」お子さんの未来を変える、可能性を拡げるための「学び」の本質について、話をする機会を持って頂ければと思います。
(PS)MV開始、30秒あたりから音声が小さくて聞き取りずらくなります。外での撮影で声が上手く録音できませんでした。聞き取りずらい場合は、少しボリュームを上げて視聴下さい。
守田 智司
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