大富豪からの手紙 by 本田健 ~宿命と運命は違う!受験とは運命を変えるチャンス!【書評】
本田健さん著,「大富豪からの手紙」を読み終えました。
本田健さんといえば「ユダヤ人大富豪の教え」、「20代にしておきたい17のコト」などをはじめとする 著書はすべてベストセラーで、その部数は累計で300万部を突破するベストセラー作家。
しかし、私は本田健さんの本を読んだことはありませんでした。今回初めて本田健さんの書籍を手にしたのですが、こんなにも1ページ、1ページワクワクしながら読み進めた本は久しぶりでした。
この本の中の第1の手紙:【偶然】の中にこんな一節があります。
「偶然に起きることはないし、偶然に会う人もいない」。 まわりで起きていることに、直感を研ぎ澄まして、意識を向けなさい。
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この一節を借りれば、私自身が本田健さんの本に出会ったのは偶然ではないということですね!
では早速、紹介していきます!
本田健さん「大富豪の手紙」の【あらすじ】&「9つの手紙」
大富豪の祖父が残したものは、「お金」ではなく「9つの手紙」だった。
神戸から上京し、東京で暮らす大学2年生の主人公:佐藤敬(サトウ・ケイ)は、特に目標もなく、平凡な毎日を送っていた。ある日、大富豪だった祖父:佐藤泰三(サトウ・タイゾウ)の遺品の中から、自分宛の「9つの手紙」が届く。
その中にある「お金の代わりに残すものは、人生でいちばん大切なものを学ぶ機会だ。手紙の内容を身につけることができれば、仕事の成功、十分なお金、よい人間関係、家族との幸せな暮らしも、きっと手に入る」という言葉と直感に導かれて、1通、また1通と「手紙」を開けながら、北海道~京都~タイのバンコク~チェンマイと、祖父の友人たちに「人生の秘密」を学ぶ旅に出ることになる。
やがて、主人公・敬(ケイ)は、「手紙」に導かれるように、幸せの国・ブータンにおもむき、ブータンに住む老人・プルパから最大の学びを得て、日本へ帰国する、学びと感動のストーリー!
・第1の手紙:【偶然】(偶然に起きることはないし、偶然に会う人もいない)
・第2の手紙:【決断】(決断した瞬間に、その未来は、同時に誕生する)
・第3の手紙:【直感】(直感こそが、最も正しい人生のコンパス)
・第4の手紙:【行動】(行動しない限り、人生は1ミリも変わらない)
・第5の手紙:【お金】(お金の大切さを理解した上で、お金との距離にバランスを取る)
・第6の手紙:【仕事】(仕事は、あなたの才能を開花させる舞台)
・第7の手紙:【失敗】(成功するための唯一の方法が、失敗しても挑戦し続けること)
・第8の手紙:【人間関係】(幸せとは、「よい人間関係」にほかならない)
・第9の手紙:【運命】(私たちには、人生を変える選択肢が、毎日、与えられている)
小説仕立てのこの本は、他の自己啓発本と比べてすごく読みやすく親しみが持て、あっという間に読めてしまいます。
読み進める内にわくわく感が溢れてきます。その理由は、祖父が残した「9つの手紙」を主人公と一緒に読んでい行く疑似体験かもしれません。最後は、主人公ではなく、私自身に送られた手紙なのかと錯覚するほどです。(笑)
読み終わった後で、本田健「大富豪からの手紙」新刊発売記念ページを見たんですが、そこに「本田健が、構想に10年、執筆に3年の歳月を費やした、本格ビジネス小説」なんて書かれていたのを見て、「あっ、初めて本田健さんの書かれた130冊以上の本の中で、私が手にした本が、人生最高の本から読めたんだ」と思うとやはりこれは偶然じゃないな、何かあるぞなんて思えましたね。
この本について分かりやく紹介しているYoutube動画があります。本田健さん自身が紹介していますので興味のある方は、見て下さい。
受験生達にもたくさん伝えたい内容が盛りだくさんだった!
読了した後、直ぐに思ったのは、塾生達にも、特に受験生達にもこの本の内容をいくつか伝えたいと直ぐに思いました。
全ページに心にぐっさと突き刺さるキラーフレーズがてんこ盛りなんですが、常日頃私が生徒に言っていることと重なる言葉がいくつもあって驚かされました。
もちろん、受験生達にそのまま文章を読んで伝えてもいいと思ったのですが、もう少し勉強や受験と関連して、彼らが飲み込みやすい言葉に代えて伝えれないか?もう一度、「大富豪からの手紙」を読み返しているところです。
ここから少しネタバレしすぎない程度に、私が生徒にも伝えたいグッと来たポイントを紹介したいと思います。
私が生徒にも伝えたいグッと来たポイントを紹介!
たとえば、なかなか志望校が決めれず、受験に本気になれない生徒に・・・
進学、就職、転職、結婚、独立などに関して、「決断をせず」に先延ばしにしていると、ごく目先の安全や安定は得られても、心が躍るような人生にはならないんだ。
いいかい? 「人生で、いちばんつまらないのはね、何も決めないまま、ただ時間をダラダラと過ごしてしまうこと」なんだ
努力しているが成績がなかなか上がらず勉強方法で悩んでいる受験生には・・・
つまりね、仕事の『工夫』には、 『量』と『質』と『方向性』が大切 ってことなんだ。 どれぐらいの『量』の仕事をこなすか。 どれぐらいの『質』の仕事をするか。
また、どの『方向性』へ向かって、工夫するかを、とことん考えるんだ。 考えられる限りの工夫をしていかないと、『積み上がっていかないし、掛け算がきかない』んだ」
他にもいくつもあるのだが、その中でも1番心を鷲づかみにされた言葉がコレです!
td>「宿命」は、宿る命。
自分が生まれたときに決まっているもの 「運命」は、運ぶ命。
どうやって生きるかは、キミが自由に決められる。
なぜかって?それは、同じ事を以前から高校進学説明会で受験生達に伝えていたからです。
宿命と運命は違う!受験とは運命を変えるチャンス!
少し驚きました、同じことを受験生達に以前、高校進学説明会で伝えていたからです。少しだけその一部をこのブログで紹介したいと思います。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”MORITA”]受験生諸君、宿命と運命の違いをご存知ですか?
”宿命”は、宿る命。つまり自分が生まれた時に決まっているものが”宿命”です。 言い方を変えれば宿命は、どんなことがあっても変えることができないもの。
それに対して”運命”は、運ばれる命。つまり自分の手によって変えられるものです。
私の場合で例えてみると、私の父は、守田只司で、母は守田利江です。両親の遺伝子を受けて命を授けられました。これは当然、宿命です。絶対に変えることのできない事実です。
”宿命”は過去を司り、”運命”は、現在と未来を司ります。
受験は、 自らの手で自分の人生を決めるチャンスだと思っています。すなわち”運命を変えるチャンスなのです。しかも誰にでも公平に与えられたチャンスです。また受験は、人生の中で基本的に10代でしかできない貴重な体験です。
この貴重な体験を君たちと共に頑張りたいと思っています。「高校受験」を前向きに捉えて、「自分の未来を切り開くんだ」というプラスの思考で頑張っていくと考えてほしいのです。
[/speech_bubble]
まとめ
この本は、学びに溢れている本です。主人公が20代前半くらいなので、若い20代の人達はもちろんのこと、受験について書かれた本ではありませんが、受験という壁に立ち向かう受験生達にも素晴らしいメッセージを与えてくれます。
本書にもありましたが、自分が「何かを決めれば、人生が、必ず動き出す」のだと思います。未来義塾は、今年を”未来維新”と定め「何かワクワクすることをやってみよう!」とガンガン動いています。
ガンガン行動すると、想定外のことが起きたり、素晴らしい出会いがあって、その変化に驚いています。本書に書かれている、感性を磨いて「偶然と直感」を更に追いかけていこうと思います。そうすれば未来義塾は抜群に、おもしろくなると思っています。先日も、ドローンを飛ばして、塾の紹介動画を創りました。 そのためにお金を使ったり、エネルギーを使うことになっても、それを上回るワクワクと出来事があります。
本書は、その確信を私に与えてくれた素晴らしい本でした。まだまだ、くり返して読みます!
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守田 智司
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