「近代性と多面性を持つエネルギッシュな街」クワラルンプールに見る成長の鼓動
娘に会い、大学を見学するためにマレーシア・クアラルンプールを訪れた。
空から見た街は緑豊かで落ち着いた印象を受けたが、実際に歩いてみると、そのエネルギッシュな姿に驚かされた。
特にブッキビタン通りを歩いたときの印象は鮮烈だった。
「マレーシアの銀座」とも称されるこの通りには、大型ショッピングセンターが立ち並び、高級ブランドからローカルブランドまで幅広く揃う。
レストラン、カフェ、バー、屋台街、スパやフットマッサージの店が軒を連ね、昼夜を問わず人々で賑わっている。
その一歩西に入ったアロー通りでは、都会的な雰囲気から一変して、道沿いに並ぶ屋台が庶民の生活感を漂わせていた。
一本の道を隔てただけで、全く異なる文化や風情が広がっている。このコントラストこそが、クアラルンプールの多面性を象徴しているように感じた。
ブッキビタンの賑わいとアロー通りの庶民的な活気の中で、私はこの街の未来の可能性とそこに生きる人々のエネルギッシュな姿を強く感じた。
マレーシアはASEAN諸国の中でも特に経済成長が著しく、2022年にはGDP実質成長率が前年比8.7%増加し、ベトナムを上回る成長率を記録している。
人口約3,300万人、中間所得層の増加も相まって、市場の拡大が期待されている国だ。
クアラルンプールの活気ある街並みと、その中で生きる人々の力強さに、私はこの国の未来が明るいと確信した。
私自身、昭和、平成、令和と三つの時代を生きてきた者として、マレーシアを訪れた時、真っ先に感じたのは、日本の昭和時代の匂いだった。
日本が成長を続けた時代の、あの泥臭くもあり、しかし活気と息吹に満ちた時代の空気を、ここマレーシアで感じることができた。
それ以上に、現代の先進国に追いつこうとする勢いが、街の至るところにあふれている。
日本の企業も多く進出し、新しいものが次々と生まれている。
街を歩き、郊外へ出るたびに、例えばイオングループが新しいモールを建設したり、道路やインフラ整備が進んでいる様子を目の当たりにし、この国がさらに成長し、人々が集まり、躍動する未来が見える気がした。
マレーシアという国の可能性は、まだまだ計り知れない。
今回訪れて感じた最初の印象は、それだった。
マレーシア紹介
- 面積:約33万平方キロメートル(日本より一回り小さい)
- 位置:東南アジアに位置する国
- 首都:クアラルンプール(東南アジア有数の大都市)
- 自然の魅力:
- 世界最古の熱帯雨林(ボルネオ島)
- 美しいアイランドリゾート
- 食文化:
- マレー料理、中国料理、インド料理が混在
- 多様で豊かな味わい
- 人口:約3300万人
- マレー系:69%
- 中国系:23%
- インド系:7%
- その他の少数民族も含む
- 国旗:
- 赤と白の13本のストライプ(独立当時の13州を象徴)
- 月と星(イスラム教を象徴)
- 宗教:
- 国教はイスラム教
- 仏教、ヒンドゥー教、キリスト教も信仰されており、宗教の自由が保障
- 政治体制:立憲君主制(議会制民主主義)
- 国王は象徴的な存在、政治的権限はほとんどない
- 公用語:マレー語(英語も広く通用)
- 通貨:マレーシアリンギット(MYR)
- ビザ:観光目的での90日以内の滞在はビザ不要
- 特徴:
- 多様な文化と宗教を超えた共存
- 人々は非常に優しい
- 自然、文化、食の融合が訪問者に特別な体験を提供
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守田 智司
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