豊田工業高等専門学校の入試解説!『推薦選抜』『学力選抜』をわかりやすく解説してみた!

 

愛知県の国立高等専門学校「豊田工業高等専門学校」推薦選抜・一般選抜について簡単に概要を解説していきます。

 

その前に高専について簡単に解説しておくと・・・

 

高専とは、高等専門学校の略で、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関。

 

5年間の一貫教育を通して大学並みの科学技術への知識や技術を身に付け、最前線で活躍することのできる国際性豊かな技術者の育成に力を注いでいる。

 

卒業後は進学と就職がほぼ半数ずつで、

 

卒業生の約半数は本校専攻科、もしくは国公立大学工学部に3年次編入として進学しており、

 

大学進学者の約90%が国公立大学へ編入、 就職率はほぼ100%。

 

 

 2023年度 大学合格者実績および進学先では、 豊橋技術科学大学 36名、 名古屋大学 7名、 名古屋工業大学 6名、 岐阜大学 8名、 三重大学 12名、 東京大学 1名、 京都大学 1名、 大阪大学 5名、 東北大学 3名、 九州大学 3名、 北海道大学 2名、 筑波大学 4名 など。 国公立大学合計 103名

 

 

学校名豊田工業高等専門学校
設置学科機械工学科・電気・電子システム工学科・情報工学科・環境都市工学科・建築学科
住所〒471-8525 愛知県豊田市栄生町2-1
電話番号0565-32-8811

 

 

 

『推薦選抜』

過去4年間推薦選抜出願・受験者数推移

 

各学科の入学定員は40名。

 

この4年間の出願者及び受験者数は、情報科への希望者が他の科と比較して多いのがわかる。

 

但し、情報科のこの四年間の受験者数は年々減少している。

 

では、受験者数に対して、どれぐらいの受験者が合格しているかというと・・・

 

 

推薦選抜受験者数に対して、合格内定者は各科定員40名に対して共に12名~14名の合格者となっている。

 

推薦選抜で、全体の30%~35%の合格者が推薦で合格。

 

残りの65%~70%が一般選抜。

 

 

推薦による入学者の出願資格と概要

推薦選抜日令和6年1月13日(土) (面接)
推薦選抜合格発表日令和6年1月19日(金) 10:00 ホームページに掲載

 

 

推薦による入学者の【出願資格】の一部を紹介

 

中3の成績が学年の上位15%以内の者又は生徒会活動、部活動、学外活動(ボランティア活動を含む)、

 

英語、数学、漢字検定取得、海外生活経験等に優れた実積を有する者。

 


 

推薦による入学者の選抜に合格 内定にならなかった場合

 

推薦入試による入学者の選抜の結果、 合格内定とならなかった者で、

 

あらかじめ「学力検査選抜を希望した者」に限り、「学力検査による選抜受験者」となることができます。

 


 

最期に・・・

 

正直、各科定員40名に対して、推薦選抜合格者が全体の30%の12名。

 

情報科のように推薦選抜の志願者が60名以上だと競争率が5倍となり、かなりハードルが高いのが分かります。

 

推薦選抜の合否は、「内申点や面接試験を総合判定する」となっていますが、詳細な基準が明確になっていないためよくわかりません。

 

但し、やはり内申点の比重が大きく、内申点は2・3年生での成績が反映されるので、学校の勉強を疎かにしないことが大切です。

 

では、次は『一般選抜』について解説していきます。

 

 

『学力選抜』

 

学力選抜では、推薦選抜で不合格になった受験生も学力選抜をそのまま受験するため、

 

推薦選抜と比較して総志願者数が一気に増えます。

 

 

ここ4年間の受験者数は、科によって異なります。

 

例えば、建築であれば74人→74人→68人→62人と受験者は年々減少しているし、情報・電気・電子も減少傾向だ。

 

環境都市は、54人→68人→35人→73人とアップダウンを繰り返している。

 

機械はこの4年間で最低の受験者数。

 

 

 

過去4年間の倍率では、

 

各学科共に定員40名で、既に推薦選抜12名程度合格しているので、学力選抜では残りの定員は28名。

 

R6では、その28名の定員に対して、機械科であれば、総志願者が58名なので、倍率は2.1。

 

情報であれば、総志願者数が92名で、倍率は非常に高い3.4倍。

 

機械・電気電子・建築の倍率は、約2.5前後をこの4年間前後している。

 

環境都市は、R4・R6以外は、倍率は2.0未満。

 

そして、情報が他の科のさらに倍の3~5倍と圧倒的に倍率が高い。

 

 

 

 

推薦選抜の合格内定者は各科定員40名に対して共に12名~14名の合格者。

 

学力選抜合格内定者数は、各科共に約30名前後。

 

つまり学力選抜で、全体の70%~75%が合格していることになる。

 

 

選抜方法

 

➀学力検査による入学者の選抜は、第1志望学科~第3志望学科について実施

 

➁学力検査は、英語,理科,数学,社会,国語の5教科実施。各教科100点の配点、合計500点。

 

解答方法はマークシート方式

 

➂[第一段階合格者]

学力選抜の成績が上位4位以内の者は、内申点に関係なく合格。

 

➃[第二段階合格者]

以下の方式で順位付けを行う。

総合得点(720点)=内申点(220点)【(評定得点)110点×2】 + 学力検査成績(500点)

※評点とは2年生と3年生の9教科の評点の合計。(ただし、数学と理科は2倍とした値)110点満点。

 

 

通常9科目でオール5で合計45点(9科目×5=45)だが、数学と理科は2倍なので、数学や理科で内申点が5の生徒は2倍となるので、数学や理科の評定が10となる。

 

選抜方法令和6年2月11日(日)
合格発表日令和6年2月16日(金) 10:00 ホームページに掲載

 

 


 

最期に・・・

 

豊田高専では、成績評定において、理科と数学の点数は他の科目よりも2倍の重みがあります。

 

そのため、定期テストや他の試験で、特に理科と数学の点数を高く取ることが非常に重要です。

 

また内申点は中2・3年生の成績に基づいているため、高専を志望している生徒は、

 

中2から意識して学校の定期テストなどの勉強に真剣に取り組んでいくことが重要です。

 

今日のブログでは、「豊田工業高等専門学校」推薦選抜・学力選抜についてお伝えしました。

 

少しでも皆様の参考になれば。

 

 

 

『2月入塾相談会』のご案内

 

塾選びは、お子様の学習環境を整える上で非常に重要な役割を果たします。お子様が塾で学習に興味を持ち、継続できるかどうか、またご家庭の期待に沿った教育を受けられるかは、入塾前に確認しておくべき要点です。

 

未来義塾では、お子様のニーズやご家庭の要望に適切に対応するため、「個別入塾相談会」を保護者とお子様を対象に開催しています。また、無料体験も可能です。無料体験を受ける際には、お子様の学力や得意科目、苦手科目など、また家庭学習の状況や性格などを事前にお聞きし、体験時の指導に活かしたいと思います。

 

この相談会は、お子様一人ひとりの学習スタイルや中学・高校受験に関する疑問や不安を解消する場としてご活用いただけます。保護者だけでなく、一度塾にお越しいただき、お子様について詳しくお話を伺いながら、当塾の指導内容などをご説明させていただければと思います。

 

個別入塾相談会を通じて、お子様と保護者が抱える不安や疑問を解消し、最適な学習環境を築いていくことを目指しています。お気軽にご参加ください。

 

日程:2月1日(木)~2月24日(土)

※各水曜日・日曜日は休塾日ため相談会もお休みです。

時間:14:00~17:00(相談会は1時間程度)※土曜日は、17:00から実施します。

場所:みらい義塾

【募集人数】

※満席になり次第申し込みをストップします。

新小4~小6満席まで、各学年残り

新中1満席まで、残り5名 → 残り

新中2満席まで、残り3名  → 残り2

新中3満席まで、残り3名  → 残り2

 

お問合せファーム

まずは、こちらのメールからお問合せ下さい。

 

過去3年間の大学合格実積

同志社大学・大阪公立大学・愛知大学・Asia Pacific University of Technology & Innovation

過去4年間の高校合格実積

時習館高校(2名)刈谷高校(1名)豊田高専(1名)刈谷北高校(3名)豊橋東高校(2名)国府高校(3名)

 

 

 

『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで!

 

塾の先生として、教育者として35年間変わらず子供達に伝えてきた想いがあります。できるだけ多くの子供達に、この『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで!というメッセージを届けたくて、今回映像クリエイターに撮影を依頼して、MV(メッセージビデオ)を作成しました。

 

お母さん、お父さん。保護者の皆さん!是非、お子さんと一緒にこのMVを見て頂ければと思います。そして、見て頂いた後に、お子さんと一緒に「なぜ、勉強するのか?」お子さんの未来を変える、可能性を拡げるための「学び」の本質について、話をする機会を持って頂ければと思います。

 

(PS)MV開始、30秒あたりから音声が小さくて聞き取りずらくなります。外での撮影で声が上手く録音できませんでした。聞き取りずらい場合は、少しボリュームを上げて視聴下さい。

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。