『人生は期限付きのレンタルビデオのようなものだ。』I turned 59 today.
誕生日の朝、
59歳になった私は早く起きて海を見たくなった。
過去を振り返れば、つらくて溺れそうになった瞬間や、
逃げ出したくなった厄介な問題に立ち向う時も、
私はいつも海に足を運び、静かに海を見つめていた。
59歳。
人生の長い旅の後半戦だ。
改めて感じることがある。
人生は一度きりの片道切符だということを。
そして今日は、人生で最も若い日だということを。
59歳から何ができるだろうか?
体力は落ちている。
若いころのように自転車に乗って大阪や東京へ行ったり
アメリカのアトランタまで大工の仕事をしに行ったり
体力にものをいわせるような行動はできない。
当然、 行動範囲も狭くなる。
でも、海を見ながらこう思えた、
まだ見るべき景色がある。
そして大好きな塾の仕事でやっていないこと、
まだ挑戦していないことがいっぱいあると。
それを想像するだけで、ワクワクしている自分がそこにいた。
ダイエットの仕方や英語の勉強法、
テニスの練習方法などの「how to」も重要だけれど、
人生の生き方についての「how to」は存在しないように思う。
59年間の生き様は、行動して失敗し、その経験から学ぶことでしか獲得できない。
新しい挑戦に臨む際、その学びを生かしていくのだ。
人生は期限付きのレンタルビデオのようなものだ。
期限が来たら返却しないといけない
でもその期限が明日なのか
明後日なのか
1週間後なのか
1年後なのか
10年後なのか 誰もわからない
神様に返却日を告知された時、
借りたビデオを見ていなかったとか
残りの期日で慌ててそのビデオを見るとか
言い訳を並び立てるようなことはしたくないものだ。
鑑賞できる時に
じっくり、しっかり愉しんでおきたい。
海とともに、未来へ向かって舵を切ろう。
失敗も、迷いも、それらは成長の証。
習得した知恵と勇気が、新たな未来を築く道しるべ。
夢と情熱を胸に抱きしめて。
59歳からも、新たな夜明けを迎え
自らの人生の主役であり続けたいものだ。
限りある時を、大切に。
新たな年齢で、心躍らせる瞬間を紡ぎだそうと思う。
皆さま、これからもよろしくお願いします。
守田 智司
最新記事 by 守田 智司 (全て見る)
- 人口減少の時代に求められる教育『30年後の2056年に日本の人口が1億人を下回る』というニュースを聞いて - 2024年12月2日
- 学びとは、自分の中にたくさんの引き出しを作り、そこに必要な時に取り出せる知恵をしまい込むことだ。 - 2024年12月1日
- 旅の締めくくりに、神様からの贈り物!「6ヶ国語を操るグラブ運転手が語るマレーシア」 - 2024年12月1日
- つまずきは挑戦の証 - 2024年11月30日
- 新刊レポ!「[小学生]これだけ!英単語360」塾長が実際に触れてみた、使ってみた! - 2024年11月29日