お母さん90歳の誕生日おめでとう!卒寿の祝い

 

 

今日で90歳の誕生日を迎えた母に、

 

先ほど誕生日ケーキを届けてきた。

 

卒寿の祝い。

 

この3年間コロナ禍ということもあり、

 

高齢の両親とは、感染対策という点で、敢えてあまり会わないようにしていたものだから

 

「おめでとう」を伝えることは、もちろんだけど

 

今日は母と、ゆっくり話がしたかった。

 

私が少年の頃の昔話で盛り上がる中で、

 

小学5年生の時のあの出来事を覚えているか?

 

聞いてみた。

 

そのある出来事というのは・・・

 

男三人兄弟の末っ子として、育った私は、

 

随分わがままを言う子で、

 

自分の想い通りにならないとすぐ癇癪を起す子だった。

 

この時も、

 

なんで癇癪を起したか?忘れてしまったが・・・

 

いつものように、癇癪を起し、なだめる祖母や母親を困らせていた。

 

5分、10分、15分といっこうに治まらないわがままな私

 

すると突然「パチン」と大きな音が耳の奥底で鳴り響くと同時に、

 

右頬がじ~んと痛み始めた。

 

母が、いつまでもわがままを言う私に我慢ならず、

 

初めて右手を我が子に向けた瞬間だった。

 

生まれて初めて、母に殴られた。

 

後にも、先にも、母に殴られたのはこの1回だけ。

 

頬の痛さより、いつも優しい母に初めて殴られたことがものすごくショックで

 

しばらく茫然として、声も出なかった。

 

でも、それ以上に、ショックだったのが

 

母の頬に伝う涙を見た時だった。

 

頬の痛みより、心が痛烈に痛かった。

 

私は、それから、母の前でわがままを言うのを止めた。

 

この話を90歳になる、母にしたんです。

 

お母さん、覚えている?って・・・

 

すると、母は、笑顔で全然覚えていないって言うんです。

 

そんなことあったけね?

 

私は、あんたたち子供3人を育てるのが精一杯だったから、

 

覚えちゃいないよって・・・

 

この娑婆っていうのは、本当に大変なことばかりさ

 

我慢することばかりだし、1つのこと乗り越えたら、また何か大変なことがやってくる

 

90歳まで、そんなことの繰り返しさ。

 

でも、そんなものだと思っていれば、少しは楽に生きていけるものさぁ

 

今日だって、こうしてあんたが来てくれたでしょ

 

それで、私は幸せなんだよ

 

ありがとね。

 

 

かあさん、90歳の誕生日おめでとう。

 

そして、俺を産んでくれてありがとう。

 

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。