スーパーサイエンスハイスクール(SSH)についてわかりやすく解説!【刈谷高校】編

 

今日は、注目されている スーパーサイエンスハイスクール(SSH) についてご紹介したいと思います。

 

なぜ学習塾の私がSSHを紹介するのか――それは、科学や技術に興味を持つ生徒にとって、SSHがただの高校ではなく、未来を切り拓くための「学びの宝庫」だからです。

 

また、進路選びで「どの高校に進むべきか」と迷う保護者の方々にとっても、SSHは一つの大きな選択肢になると感じています。

 

このブログでは、SSHがどのような学校なのか、具体的にどんな学びがあるのかをわかりやすくお伝えし、進路選びの参考にしていただければ幸いです!

 

 

 

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは?

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)は、将来の国際的な科学技術人材の育成を目指し、文部科学省が指定する特別な高等学校です。

 

ここでは、理数系教育に特化した研究開発が行われ、生徒たちは探究心を育みながら、科学技術の最前線に触れることができます。

 

令和6年度現在、愛知県では8校がSSHに指定され、理科・数学を中心とした先進的なカリキュラムの開発や大学、研究機関との連携が行われています。

 

ちなみに、愛知県で指定されている8つの高校は以下の通りです。

 

【指定校一覧】

県立旭丘高等学校

県立明和高等学校

県立一宮高等学校

県立半田高等学校

県立豊田西高等学校

県立岡崎高等学校

県立刈谷高等学校

県立時習館高等学校

 

 

では、今回は三河地区で注目されるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている刈谷高校の活動内容について調べたことをご紹介したいと思います。

 

科学技術に特化した先進的な教育を実施するSSHは、未来のリーダーを育成するための貴重な学びの場です。

 

刈谷高校では、理系だけでなく文系の視点や国際交流も取り入れた多彩なプログラムに取り組んでおり、生徒たちが自ら課題を探究し、学びを深める機会を提供しています。

 

これらの取り組みは、生徒たちの未来の可能性を大きく広げ、次世代の社会を担うリーダーとして成長するための重要な土台となっています。

 

今回は、このSSHの中で刈谷高校がどのような特色あるプログラムに取り組んでいるのか、私なりに分かりやすくお伝えしたいと思います!

 

 

刈谷高校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは?

愛知県内でも注目を集める刈谷高校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)は、科学技術を通じて次世代のリーダーを育成する特別な教育プログラムです。現在、SSH第Ⅲ期として「科学する力とエージェンシーを発揮し、よりよい世界を創造する学際的サイエンスリーダーの育成」を目標に掲げています。

 

特に、2・3年生を対象とした「探究系」プログラムでは、生徒たちが自主的に学び、多面的な視点から社会課題に取り組む姿勢を育てています。

 

 

刈谷高校の特色あるプログラム

iD課題研究

「iD課題研究」は、生徒が自らテーマを設定し、理系と文系の知識を融合させながら課題解決に取り組む探究活動です。例えば、環境問題や地域社会の課題をテーマに、科学実験やデータ収集、地域住民へのアンケート調査を通じて、独自の解決策を提案します。この活動は、生徒たちが多面的な視点を持ち、社会に役立つアイデアを生み出す力を養うことを目的としています。

 

例えば…

  • 地域の水質改善プロジェクト(科学的アプローチ+地域住民の声を反映)
  • 再生可能エネルギー導入における課題解決(技術開発+政策提言)

 

Global Issues

「Global Issues」は、地球規模の課題をテーマにした学習プロジェクトです。地球温暖化や貧困、国際紛争といったテーマに対し、科学的なデータをもとに分析し、実現可能な解決策を考えます。さらに、英語を使ったプレゼンテーションや海外の高校生とのディスカッションを行うことで、国際的な視点とコミュニケーション能力を磨きます。

 

 

例えば・・・

  • 地球温暖化への地域レベルでのアクションプラン作成
  • 国際的な食料問題に対する農業技術の提案

 

 

なぜ刈谷高校のSSHが注目されるのか?

 

刈谷高校のSSHプログラムは、理系・文系の垣根を超えた学びと、国際的な課題に挑戦する姿勢を育てる点で、他にはない教育内容が魅力です。

 

生徒たちは、探究活動を通じて得た知識を実社会で活用する力を身につけるだけでなく、グローバルな視野を持つ次世代リーダーとしての素養を磨いています。

 

未来を見据えた教育環境で、よりよい世界を創造する力を育む刈谷高校のSSH。科学や技術に興味がある方には、ぜひ注目していただきたい取り組みです!

 

ではここからは、当塾に通う現在刈谷高校3年生の生徒に、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の探究授業について話を聞いてみました。

 

実際に授業を受けた感想や、探究活動の具体的な内容など、リアルな声を交えながらご紹介していきたいと思います。

 

 

探究授業の流れ

刈谷高校のSSH探究授業では、1年生から3年生まで段階的に学びを深めていきます。1年生の授業では、探究テーマを決めるために、どう調べるべきか、どんな資料を使えばよいかといった基本をじっくり学びます。

 

特に、学術的な論文を読む機会があったことは、生徒にとって新鮮で貴重な体験だったそうです。

 

2年次になると、自分たちで選定したテーマに基づき、グループで調査・研究を進めます。テーマの例として挙げられたのが「グローバルイシュー」や「ユニバーサルデザイン」。

 

これらの課題に対して、調べ方や議論の仕方を学びながら、より深い理解を目指します。

 

3年生では、研究の成果を英語で発表するプレゼンテーションが待っています。この発表は、内容だけでなく「どう伝えるか」も重視され、生徒たちはプレゼン技術を磨きます。

 

実際に参加した生徒からは、探究授業に対する以下のような感想を聞きました:

 

  • 「高校生が学術論文を読むなんて、すごく貴重な体験だった」
    普段触れることのない難しい内容の文献に取り組むことで、知識を広げ、深めるきっかけになったそうです。

 

  • 「仲間と協力することの大切さを学んだ」
    グループでの調査や議論を通じて、情報共有や意見交換の大切さを実感。研究の進め方や問題解決の方法を学びました。

 

  • 「英語でのプレゼンが将来に役立つ」
    初めての英語プレゼンテーションでは不安もありましたが、何度も練習を重ねる中で自信を得たとのこと。大学進学後や社会で活躍する際に役立つスキルだと感じたそうです。

 

 

 

探究授業が生徒たちに与える影響

刈谷高校のSSH探究授業は、学問的な知識に留まらず、生徒たちに主体的に考える力仲間と協働する力、そして未来を見据える広い視点を育む貴重な機会を提供しています。

 

実際に授業を体験した生徒たちは、学術論文に触れたり、英語でのプレゼンに挑戦したりする中で、自分の可能性を大きく広げる経験をしています。「非常に貴重で面白い」との感想も多く、これらの活動を通じて、大学進学や社会で必要な実践的な力を養っています。

 

さらに、この探究授業は、海外で主流となっている学校教育の「四つのC」— 批判的思考(Critical Thinking)コミュニケーション(Communication)協働(Collaboration)創造性(Creativity)—を生徒たちに体験的に教えるものとして注目されます。これらの力は、知識偏重型の教育から脱却し、生徒たちが変化の多い時代に対応し、新しいことを学び続けるための汎用的な生活技能の土台を築くものです。

 

ようやく日本でも、この「四つのC」を意識した教育が探究授業を通じて提供されるようになってきたのではないかと感じます。これらの取り組みが、未来を切り拓く力を育む素晴らしい一歩であることを強く実感しました。今後もこの挑戦的な教育がどのように発展していくのか、ますます期待が高まります!

 

 

(注意)

今回のブログでは、刈谷高校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に関する情報を、私自身が調べた内容をもとにご紹介させていただきました。ただし、記載内容につきましては、刈谷高校のホームページ等からの情報を参考にしているものの、細かい部分での誤りや記載の不足がある可能性もございます。詳細で正確な情報につきましては、ぜひ刈谷高校の公式ホームページをご確認いただけますと幸いです。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

刈谷高校公式ホームページ:
https://ssh-kariyahs.jp

 

 

 

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『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで!

塾の先生として、教育者として35年間変わらず子供達に伝えてきた想いがあります。できるだけ多くの子供達に、この『NEVER STOP LEARNING』学ぶことをやめないで!というメッセージを届けたくて、今回映像クリエイターに撮影を依頼して、MV(メッセージビデオ)を作成しました。

 

お母さん、お父さん。保護者の皆さん!是非、お子さんと一緒にこのMVを見て頂ければと思います。そして、見て頂いた後に、お子さんと一緒に「なぜ、勉強するのか?」お子さんの未来を変える、可能性を拡げるための「学び」の本質について、話をする機会を持って頂ければと思います。

 

(PS)MV開始、30秒あたりから音声が小さくて聞き取りずらくなります。外での撮影で声が上手く録音できませんでした。聞き取りずらい場合は、少しボリュームを上げて視聴下さい。

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。