泣いて、笑って、さだまさし!59歳の私が、こんなに心を揺さぶられるとは!6月21日(水)日本特殊陶業市民会館(50th Anniversary )ツアーバンド「さだ工務店」に行ってきた。
5月に入って、私は懐かしいメロディーが恋しくなり、
さださんの「夢供養」を部屋で聞くことにした。
「夢供養」さださんのソロ4枚目のオリジナル・アルバム。
A面5曲目の「まほろば」がスピーカーから聞こえると
まるで過去のひとときが蘇るかのように、静かな空間を満たし始めた。
奈良・春日野の風景と男女の心のすれ違いを描いている
「まほろば」
日本ならではの美、それも古式ゆかしい美を描いている
大好きな曲だ。
「まほろば」を聞きながら、
どこか少しだけ遠く感じられる。
それはまるで過去の記憶を映し出す古い写真のようだった。
その時、今のさださんの歌声が聴きたい!
そう思えた。
小さなスピーカーからの音ではなく、
目に見えぬ舞台へ足を運びたい!
そう思うと、いても経ってもいられなくなった。
さださんのコンサート日と自分の休みで重なる最短で行ける日をネットで検索。
それが、6月21日(水)日本特殊陶業市民会館(50th Anniversary 二夜 工務店ナイト)だった。
コンサート当日 6月21日(水)
開場17:00 開演18:00
でも16:00過ぎには、会場入りを待つ多くのファンが長蛇の列を作っていた。
私の席は、3階1列の12番
席に向かう前に、ロビーの空いている席に腰かけ
入り口で配布された
LPレコード仕様で31ページにわたるパンフレットを夢中で読む。
今年歌手生活50周年を迎え、
50年で4580回というコンサート回数は、
国内メジャーアーティストの中でぶっちぎりの1位。
そのうちここ名古屋では、301回の公演が行われていた。
このパンフレットの中で、「ステージ・マジック」というエッセを書かれているが、
「昨日より高く、今日より強く」
と書かれていた言葉が印象的だった。
パンフレットを読んでいると、あっという間に開演時間となり、
会場の入り口をくぐると、自分の鼓動のリズムが聞こえてきた。
そして、いよいよさださんが登場。
オープニングナンバー「長崎小夜曲」のイントロが流れると、
会場は総立ちで幕開け。
家のスピーカーでは、感じることができない、
音圧が私を包み込む。
まるで巨大な音の波が私を押し流すかのようだった。
これが、71歳のシンガーソングライターのさだまさしなのか!
驚きとともに、ステージからさださんの声が響き渡った。
その瞬間、私はまるで音楽と一体化したかのように感じた。
「今日はね、メロディじゃないんです。」
「50周年ということで、数々のヒット曲を最後まで歌います!」
とさださんが話すと大きな拍手に包まれる中、
「案山子」を歌い始めた。
舞台上のさださんは、魂を込めて楽器を奏で、歌声を響かせる。
その音圧は、私の身体を包み込み、骨まで響かせる。
感情は音の波に乗って揺れ動く。
もうこの時点で、涙が止まらなかった。
この後、さださんの50年間を代表する名曲の数々を披露され、
終盤に、冒頭で紹介した「まほろば」を耳にした時、
琴線に触れ、心に響き渡り、
心の深い奥底で何かが変わったことに気づかされた。
私にとって2時間半のステージはあっという間に終演を迎えた。
さださんの音楽は、人々に勇気や希望を与える力を持っている。
少なからずも私は何度も彼の曲に鼓舞され、助けられてきた。
彼の歌は、人生の困難や苦悩を乗り越えるためのメッセージを伝え、
聴く者の心に勇気を注ぐ。
コンサートでは、彼の歌声とメッセージが一体となり、
聴く者の心に力強いエールを送ってくれた気がする。
さださん、ありがとうございました。
また、コンサートに行きます。
(PS)今回の大ネタは、これでもか?というぐらい会場が湧いた。
会場を埋め尽くす、50代と60代のファン達が地響きのように笑うのだ。
私も、腹を抱えて大笑いした。
久しぶりにあんなに笑った。
そのことをこのブログの最後の締めとして綴っておこうと思う。
守田 智司
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