選択肢の多い教育を!
2023年度の愛知県は、
「県立高等学校教育推進実施計画」及び「県立高等学校再編将来構想」に基づいて、
多様なニーズに応える学校づくりを推進していて、
新たに御津あおば高校や犬山総合高等学校が誕生します。
私は、この一連の流れを支持します。
これからの時代、「子供達に教育の選択肢を増す」ことが日本の教育を変える要因の1つになるからだと思うからです。
日本の教育の仕組むとかシステムそのものが、マジョリティに向けて作られています。
ある意味、日本の教育はほぼ1種類なんです。
いわゆる同調圧力・協調性を過度に強いる風潮があります。
でも、そのマジョリティ向けに作られたものだけだと、そこに属さないマイノリティ、いわゆる少数派の子供達にあった選択肢がなくて、非常に窮屈な立場に置かれているのが現状だと思います。
不登校の子供達はどうでしょう?
その人数は、この8年間増加傾向にあります。
文部科学省が2021年10月に発表した「令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、
小・中学校における不登校の児童生徒数は8年増加の19万6,127人と過去最多。
それに比例するように、通信制や定時制の高校に進学する子供達も増えているのが現状です。
例えば、KADOKAWA・ドワンゴが創るネットと通信制高校の制度を活用した、N高等学校・S高等学校は、現在生徒数、両校合わせて22,166名といわれています。
全国の小学生の人数が、約620万人。
中学生の人数が、約320万人。
小中合わせて約940万人。
つまり全体の2%程度の子供達が不登校ということになります。
100人に2人が不登校。
この割合が、多いと感じるか?少ないと感じるか?は人によってことなると思いますが、
少なくともマイノリティと呼ばれている子供たちの数は、社会が複雑化していくにつれて、増加傾向にあります。
そういった意味で、今までの教育システムを変えるのではなく、今までのものにマイノリティの人々が新たに選択できるものを加えるそういう環境づくりを文科省にはしていって欲しいと願っています。
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是非、参加をお待ちしています。
(PS)早速、申し込みが数件ありました。ありがとうございます。
守田 智司
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