ストップ・ウォッチ法で無駄をなくす!「参考書だけで合格する法」武田塾塾長 林尚弘

 

おはようございます、子供達のやる気を引き出し、彼らと未来を共に歩む未来義塾(蒲郡市)の守田です。

 

先週のこと、入塾希望の中学生を持つお母さんからこんな相談を受けました。

 

中学生を持つお母さん
中学生を持つお母さん
先生、うちの子勉強してもなかなか成績が上がらないんです。どうして上がらないんでしょう?
勉強のやり方が悪いんでしょうか?毎日2時間は本人も勉強しているって言っているんですけどね!
中学生を持つお母さん
中学生を持つお母さん

 

この手の質問は、本当に最近増えていますね。

 

逆に言うと同じような、悩みを持つ保護者の方が多いのだと思います。

 

MORITA先生
MORITA先生
勉強してもなかなか成績が上がらない生徒の理由はいくつかあると思います。例えば勉強量、勉強のやり方、計画方法、環境、やる気などです。
その中でも、1番の理由は勉強量の少なさです。
MORITA先生
MORITA先生

 

 

 

相談を受けたお母さんに詳しくお子さんのことを聞くと・・・

 

自分の部屋で勉強しているので、お子さんの勉強している様子を見ているわけではない。

 

だから実際何をどのようにやっているかわからない。

 

勉強している合間に、よく途中で休憩と言いながら、ジュースを飲みに居間に来たり・・・

 

ゲームを5分だけと言いつつも、スマホをダラダラとやっている時も見かけたり・・・

 

MORITA先生
MORITA先生
これでは、本人が1日2時間勉強したと言っていても、ただ勉強した気になっているだけで、実質集中して勉強している時間は1時間程度しかありません。

 

成績が上がる勉強をするためには量と質の両方を高める必要があります。

 

質の良い勉強をするには、ある程度の量をこなすことが大前提です。

 

なかなか成績が上がらない人は集中できている勉強時間が足りない場合がほとんどです。

 

これについて、「参考書だけで合格する方法」 武田塾の林尚弘塾長がご自身の著書で詳しく書かれています。

 

また、その解決法についても述べられていまのでご紹介したいと思います。

 

 

 

「参考書だけで合格する方法」 武田塾の林尚弘塾長

 

林塾長は、受験生から「俺、昨日12時間も勉強した」という自慢話をよく聞くそうですが、聞く度に「実質5時間程度しか勉強できてないだろう」と思うそうです。

 

その理由は、受験生達が「机に座ってる時間、全てを自学自習の時間と数えている」からだそうです。

 

机に座っている時間ではなく、集中して勉強している時間を数えることが大切。

 

林塾長は、ストップウォッチを使い無駄な時間を無くすこと提案しています。

 

つまり、机に座って勉強してる時に、本当に勉強している時だけストップウォッチの時間を進める。

 

 

ストップ・ウォッチ法で無駄をなくす

 

例えば、お茶を飲む時、トイレに行く時、机でぼーっとしてる時は、時計を止めなければいけない

 

そうすることによって本当に何時間勉強してるかが明確に分わかるというわけです。

 

そうすると10時間勉強していたつもりでも、実際は5時間程度しか時間が進んでいないことに気づくことができます。

MORITA先生
MORITA先生
でも、厳密の意味で集中して勉強を10時間するのはかなり難しいことです。だから林塾長は、解決策としてこんな風に述べています。

 

受験生は平気で毎日10時間勉強していますと言いますが、実際に10時間の勉強ができているのは100人に1人。

 

だから、自分の勉強時間が本当に自分の考えてるほど長いかをストップウォッチで計ってみる。きっと想像もしない時間になり驚くだろう。

では、本当に集中して10時間勉強する方法はどうしたらいいのか?

 

いきなり集中力が劇的に変わる特効薬はないため、ストップウォッチで測った時刻を毎日記録し折れ線グラフを作り徐々に時間を伸ばすことが大切。

 

今日は、3時間。明日は、3時間半。その次は、5時間とだんだん時間を延ばしていくしかないのである。

 

目標は、ストップウォッチの時間をより進めることに設定し、様々な工夫を凝らしながら折れ線グラフの10時間を目標にすること。

 

10時間が達成したら安定させること、そしてさらに時間を延ばすことを目標にする。

 

そこで重要なのは、時間あたりどれだけの知識量を暗記できているからだ。時間あたりにどれだけページが進んだのか、何問暗記したか、できればそこまで記録して欲しい。

 

 

 

如何でしたでしょうか?林塾長が書かれていたストップ・ウォッチ法!

 

MORITA先生
MORITA先生
林塾長が言われている通り、「勉強している時間が実は少ない」というのが勉強しているのに成績が上がらないという原因じゃないでしょうか?
机に向かっていてもスマホを触ったり、漫画を読んだり、イラストを描いたりしていては、集中して勉強時間は少なくなってしまいます。「机には向かってしているけれど、成績が上がらない。」という人は一度、林塾長のストップ・ウォッチ法で実質の勉強時間を測ってみることをおすすめします。
MORITA先生
MORITA先生

 

 

 

(PS)

個人的には、林塾長が11年前に書かれたこの本を何度も読み返しています。自学力って今一度クローズアップされている言葉だと思うんですが、その元祖ともいえる書籍がコレ。変に精神論だけ語ったものではなく、具体的にどうすればいいか?が書かれているところがいいです。

 

 

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。