三河学区の令和3年度愛知県公立高校二次募集について

 

「個別指導」「小集団指導」そして、「オンライン授業」の良さを取り入れ、子供達のセルフエスティームを高め、やる気を引き出し、生徒の未来を共に築く未来義塾です。

 

おはようございます、未来義塾の守田です。

 

今日のブログは、先日の”愛知県公立高校二次募集について 令和3年度定員割れ”の続きで、蒲郡市から通学可能な三河学区の定員割れしている公立高校について紹介したいと思います。

 

 

令和3年度の二次募集は、過去最高の2,676人と昨年度と比較してなんと1,116人二次募集人員が増えています。

 

この急激な増加理由は、少子化、そして私立高校授業料実質無料化などの他に、本年度はコロナの影響が大きくあったと考えられます。

 

では、早速蒲郡市から通学できる各公立高校の二次募集について見ていきましょう。

 

 

通科

 

高校名学科名募集人数
岩津普通科13
幸田普通科43
一色普通科49
吉良普通科
御津普通科37

 

 

上記5校の普通科に関しては、昨年度も二次募集がありました。

 

御津高校など募集人数を減らしても尚、定員割れが続く高校が増加しています。

 

昨年定員割れした普通科の高校の中で、本年度は二次募集がなかったのは蒲郡東高校でした。

 

また幸田高校は、令和2年度は二次募集が3名でしたが、今回43名と昨年の10倍以上まで増えています。

 

この現状から考えると、幸田高校については、来年度1クラス減らすと予想されます。

 

 

 

合学科

高校名学科名募集人数
       鶴城丘      総合学科
豊橋西総合学科42
蒲郡総合学科20
新城有教館総合学科(文理系)39

 

 

正直、蒲郡高校の定員割れは驚きました。

 

私の記憶の中では、初めてだと思います。

 

市内の蒲郡東高校が度々定員割れしていましたが、本年度は、蒲郡東高校が定員割れせず、まさか蒲郡高校が・・・・

 

しかし、上記の各高校を見ると各市町村にある総合学科の高校が軒並み定員割れしています。

 

これは昨年度まで見られなかった現象ですね。

 

普通科から近年総合学科にいくつかの高校が変更され、ニーズに対して供給が飽和状態になった感があります。

 

例えば、東三河であれば蒲郡高校と豊橋西高校で二分され、このコロナ禍で公立離れが促進されたことが原因ではないでしょうか?

 

 

 

業及び業科

高校名学科名募集人数
豊川工科全科35
刈谷工科全科53
岡崎工科環境、情報科12
岡崎商業全科16
国府総合ビジネス科

 

 

工業離れ、商業離れが進んでいるのを感じます。

 

岡崎商業高校は、令和2年度は二次募集が6名でしたが、今回16名と昨年の2倍以上。

 

豊川工業高校は、令和2年度は二次募集が22名でしたが、今回35名と昨年より13名増。

 

そして、驚いたのが刈谷工業高校でした。

 

令和2年度は二次募集が0名でしたが、今回53名。これも私の記憶の中で初めてのことです。

 

この三河学区で定員割れしていない工業高校は、豊田工業高校と豊橋工業高校の2つだけではないでしょうか?

 

工業離れ、商業離れが止まらない感じですね。

 

 

 

活文化及びその

高校名学科名募集人数
岩津生活デザイン科20
一色生活デザイン科
吉良生活文化科15
豊橋南生活デザイン科
安城生活文化科
安城農林農業科、園芸科
フラワーサイエンス科
森林環境科
岩津調理国際科
御津国際教養科
宝陵衛生看護科
福祉科16
三谷水産情報通信科
水産食品科

 

 

軒並み各地区の生活文化科は定員割れしています。

 

そして、三谷水産高校の情報通信科や水産食品科についても定員われ。

 

県内唯一の水産高校として、人気の高い三谷水産高校が定員割れを起こすのは、ここ10年間で初めてじゃないかと思います。

 

 

 

公立高校の定員

 

公立高校の定員割れの主原因は少子化によるものです。

 

この30年間で中学を卒業する子供たちの数は、約半数まで減少しています。

 

2019年の調査では、47都道府県のうち18の道と県で、半数以上の高校が「定員割れ」となる事態となっています。

 

 

近年、愛知県下でも私立高校実質授業料の無料化や大学進学を見据えて私立高校への進学を考える家庭が多くなっています。

 

また今年はコロナ禍も重なり例年以上に中位程度の公立高校離れが加速したものと考えます。

 

ここから、定員割れの高校をどうするか?

 

通学が困難な高校に関しては、統廃合や募集定員削減など二年後に控えている大型入試改革でその解決策が提示されるか期待したいと思います。

 

このブログでは、そういった受験生を持つご家庭にとって役立つ情報を今後も発信し続けてたいと思います。

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。