愛知県公立高校進学希望者が減少理由は?

 

「個別指導」「小集団指導」そして、「オンライン授業」の良さを取り入れ、子供達のセルフエスティームを高め、やる気を引き出し、生徒の未来を共に築く未来義塾です。

 

おはようございます未来義塾の守田です。

 

皆さん4年連続で愛知県公立高校進学希望者が減少!しているのをご存じですか?

 

 

詳しくは、こちらの進研ゼミさんのサイトを参考にしてみてください。

 

愛知県は、昔から公立王国といわれていますが、ここ数年、公立高校を希望している生徒の数が減少していま。

 

では、なぜ公立高校進学希望者が減少しているのか?

 

その理由は大きく2つあると思います。

1つ目が「私立大学入試の難化」

2つ目が「経済的なハードルが低くなりつつある」

 

 

 

「私立大学入試の難化」について

 

難化ということに関しては、大学入試改革「大学入学共通テスト」について出題内容も未確定の部分が多いこと。

 

そして、都市部の大学では入学定員超過率の厳格化を受けて合格者が絞られ、厳しい入試が続き、模試で「A判定」でも平気で不合格となることが起きています。

 

こうした不安が重なり・・・・・尾張地区では、「エスカレーター式に大学に入れる」というイメージのある大学付属高校への期待が高まっています。

 

大学付属高校のメリットは、進学面のリスクが少なく、部活動や課外活動、生徒会活動、習い事などさまざまな分野に力を注げることなどです。

 

例えば、高校3年間で海外語学研修などに参加できるのは付属校ならではの特権ですね!

 

実際に、尾張地区の県内の大学付属高校から内部進学率がUPしてきていて、中京大中京高校であれば、全校の7割の生徒がそのまま中京大学へと進学しているようです。

 

 

「経済的なハードルが低くなりつつある」

 

現在実施されている高等学校等就学支援金制度が改正され、2020(令和2)年4月から私立高校に通う生徒への支援額が引き上げられることになりました。

 

支援額の引き上げによって私立高校に通う生徒が負担する授業料が実質無償化となります。

 

さらに愛知県は、補助額の上乗せとして、国が約590万円未満の世帯を無償化にするのに対して、県は年収720万円未満の世帯まで拡大を発表。

 

高校1年なら、年収720万円の世帯なら年間授業料が41万2800円と入学金20万円で合計61万2800円が支援される計算となります。

 

そういった理由から、今年も私立高校に進学する生徒が増加傾向になっていると思われます。

 

 

 

新型コロナウイルス感染拡大を受けて・・・

 

そして、個人的な見解ですが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、受験に対して不安を抱いている保護者の皆さんや受験達も多いと思います。

 

だから、なるべく早く進路を決めたい。

 

そういった意識が働くのは当たり前だと思うんですね。

 

だから、公立高校入試の3月よりも早く1月末に入試が実施される私立高校を受験する人たちも増えるんじゃないかと予想しています。

 

 

こちらの動画では、西尾先生と公立高校定員割れについて対談し、私立高校受験者が増えていることについても話をしています。

 

今日は、愛知県公立高校進学希望者が毎年減少している理由についてお伝えしました。

 

あくまでも個人的な見解ですので、受験生を持つ保護者の皆さんの参考になればと思います。

 

 

 

 

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。