グリーンブック

おはようございます、映画グリーンブックを先週末にDVDで観た未来義塾の守田です。
グリーンブックは、映画館で今年の受験が終わった3月末に1度観て、先月からレンタルが蔦屋で始まったので、もう一度DVDで観たいと思い、再度鑑賞したのですが、この映画はやっぱりイイね!
こういう良作品は、生徒達にも紹介したいと思いますし、英語教材としても使えないかな?とも思います。そこで、まずはこのブログで紹介することにします。
あらすじ
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。
ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。
彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。
二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。
Amazonより抜粋
特に、トニー・リップが兄に自分から会おうとしないドン・シャーリーに言ったセリフがイイ!
The world’s full of lonely people afraid to make the first move.
※to be full fo~ ⇒「~で一杯だ」とか「~で溢れている」という意味。
「世界は最初の一歩を踏み出すのを恐れる孤独な人々で溢れている」
「寂しいと思ったら、自分から動かなくちゃいけない」と、トニー・リップがベットで語るシーンは思わず頷きながら、「英語で何って言っているのか?」何度も再生してセリフをメモしました。(笑)
人生は、待つだけじゃダメで、自分から動かないと幸せはやってこない。
見事にこのセリフが伏線となってエンディングの感動するシーンへと結びついていくですよね。
あとは、ドクターシャーリーが自分のアイデンティティに苦しみ、トニー・リップに向けて雨の中で叫んだ言葉が良かった!
If I’m not black enough, and if I’m not white enough and if I’m not man enough, then tell me Tony, what am I?
※not +形容詞+enough⇒「十分~ではない」
「私が完全な黒人じゃなくて、完全な白人でもなくて、完全な男でもなかったら一体私は何者なんだ?」
作品は60年代の人種差別を取り扱う社会性の強いテーマを取り上げているが、決してネガティブな気持ちになるものではなく、ユーモアに富み、笑いの中に愛情と感動がある映画だ。
映画の大半は、おじさん二人の掛け合いのシーンばかりだが、相反する二人が、ぶつかり合いながらもお互いに心の内を理解し友情を育んでいく姿は、この映画の一番の見所だと思う。
あと、自分が30年前にアメリカ南部のアトランタに居たので、こうなんか実際に肌で感じたことが映画と重なってこの映画に親近感というのか、懐かしさみたいなモノを感じました。
(PS)
本当に美味しそうにドクターシャーリーが飲んでいたカティーサーク。メチャ飲みたくなりました。(笑)村上春樹の小説「1Q84」にもカティーサークが登場するんですよね。

守田 智司

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