歓喜のハイタッチは連鎖していった!愛知県公立高校入試合格発表日

おはようございます、時計の針は午前12時を周り、午前2時になりました。
昨日は、午前9:30に塾を出て、午前10時から始まる愛知県公立高校の発表を見るべく、車で蒲郡東高校に向かいました。
天気は、快晴とはほど遠い曇り空。
毎年のことですが、前の晩から胸の鼓動がいつもより早く高鳴り、期待と不安が入り交わる緊張感に包まれていました。
発表10分前のAM9:50に高校に到着。
両手を握りしめて発表を待つ受験生達が正面玄関の前で溢れていました。
午前10時に合格者の受験番号が掲示されると、番号を見つけた受験者は「やった」「よかった」「受かったよ」などと歓喜する声が会場に響きました。
足のつま先から電流みたいなものが塾生達の受験番号が目に入った時に駆け巡ります。
仲間同士で抱き合ったり、電話で家族に合格を知らせたりして喜びをかみしめている塾生達。
この光景を見る度に思うのです。
「教壇に立ち続ける限り、合格発表日には、直接高校まで足を運び、掲示場所まで行く間のドキドキ感を味わべきだと・・・・」
この特別な空気感を直接触れることがこの仕事をしていて、塾人として大切なことだと思うのです。
そんな第一志望合格に喜んでいる彼らの姿を後に、私は次の高校へと車を走らせました。
車を走らせながらも心の中で、他の塾生達の合否が気になります。
すると、続々と私のスマホが鳴り響きます。
1人1人の電話に慌てないようにと自分に言い聞かせながら一息呑み込んで「どうだった」と尋ねます。
「蒲郡高校に合格しました。」
「三谷水産高校に合格しました。」
「小坂井高校に合格しました。」
「豊橋商業高校に合格しました。」
「安城高校に合格しました。」
その度にゆっくり時間が止ります。
・・・・・・・・
君達のお蔭だよ!ありがとう・・・
合格発表から1時間後、最後に国府高校に合否を見に行きました。
掲示版に塾生の合格の番号を確認した直後に、その国府高校を受験したA君から電話がありました。
「先生、国府高校合格しました。」
「ああ、いまちょうど国府高校に来て君の受験番号を見たよ。合格おめでとう!本当に、よく頑張ったよね。」
「合格できたのは、先生の御蔭です。」
「いやいや、君が一番うちの塾で努力したからだよ。」
電話を切って、全員の第一志望合格を確認した後、発表直前の張りつめていた空気がイッキに解き放たれ、安堵と歓喜が入り交じり、とにかく涙が溢れてきた。
空を仰ぎ「感謝します」とつぶやきながらA君の「先生の御蔭です」という言葉を噛みしめ、その言葉をそっくりそのまま生徒達に返したいと思った。
君達の御蔭で、この1年頑張ることができたと・・・
そして、また今日から始まる新たな受験に向けて頑張る力を君達が与えてくれた思っています。
未来義塾第14期生、12名。
「全員、第一志望合格おめでとう」
(PS)
午後から、全員が塾に集まりささやかですがケーキを食べながら談笑しました。やっぱり直接あって握手して、声をかけたかたものですから。

守田 智司

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