Gradation
おはようございます、未来義塾の守田です。最近、動画撮影のために早朝からカメラ片手に竹島やラーグーナテンボスなどにウォーキングも兼ねて出かけます。
肌寒くなってきた秋の朝。
竹島に掛かる橋のたもとで潮の香りを楽しみながら、水平線から立ち上る太陽を撮影するためにじっとカメラを構えます。
ここから眺める日の出は、本当に美しいものです。
海と空の境界線が少し赤くなり始めて、徐々に陽の濃淡が変わり始める。その刻々と変化する美しさに魅せられます。
昼間の光輝くまぶしい太陽も、星空さえも見えない全てを掻き消す漆黒の夜も、どちらにもこころ惹かれますが、やはり私は、昼でも夜でもない太陽が昇るその瞬間が一番好きです。
太陽は簡単には登ってはきません。
時間をかけ、いろいろな姿を見せてくれます。
この仕事を30年近く続けてきて思うのです。
子供達を教えていて、子供達の成長する姿も同じ美しさを感じます。
彼らが、目標に向かい、目の前の問題を一心不乱心に解いている姿だったり。
一生懸命に努力したのに、返されたテストの点数が想像したよりも悪くて、私の前で悔しくて、悔しくて涙する姿だったり。
合格発表当日、掲示版の前で張り出される、”本校に合格”という文字を見て、今までに見たことにない溢れる笑顔を見せてくれる姿だったり。
その1つ1つの姿が、水平線から、光を放ち徐々に辺りを照らす陽の美しさと重なりマス。
多分、私はその日々成長する子供達の姿に魅せられてこの仕事を続けているのだと思います。
今年も、15人の中3生達がいます。
彼ら1人1人の背中を押しながら、彼らの陽を登る姿を見るために今日も頑張りマス。
守田 智司
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